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仕事に使うノートPCを選ぶ際、何を最も重視するだろうか。
「軽さと携帯性」、「パフォーマンス」、「バッテリー持ち」、「堅牢性」、「キーボードの打鍵感」──それらの要素は、ビジネスシーンでの快適な作業環境を左右する重要なポイントだ。

特に、出張やリモートワークが増えている昨今、持ち運びやすさとパフォーマンスのバランスが取れたマシンが求められる。
そんな中で注目されているのが Lenovoの「ThinkPad X13 Gen 5」 だ。

ThinkPadシリーズは、もともとIBM時代から「ビジネスノートの標準」として確固たる地位を築いてきた。
その伝統を受け継ぎつつ、最新のインテルCore Ultraプロセッサーを搭載し、13.3インチのコンパクトな筐体に高いパフォーマンスを詰め込んだのが、この「ThinkPad X13 Gen 5」だ。

本レビューでは、実際の使用感や特徴を細かく検証しながら、このノートPCが 「ビジネスユースにおける最適解」 となりうるのかを徹底的に掘り下げていく。
単なるスペックの羅列ではなく、実際に業務で使う視点からのリアルな評価をお届けしよう。

コンパクトな薄型軽量ボディの13.3型モバイルノートPC
目次 [ close ]
  1. ThinkPad X13 Gen 5のスペックと特徴──携帯性と性能を両立させたビジネスモバイルノート
    1. ■ プロセッサー:インテルCore Ultraシリーズ搭載
    2. メモリ:最大64GBオンボード
    3. ストレージ:最大2TB SSD
    4. ディスプレイ:13.3インチ WUXGA(1920×1200)
    5. ■ グラフィックス:インテル Arc グラフィックス
    6. ■ バッテリー駆動時間:最大31.2時間(アイドル時)
    7. ■ 通信機能:Wi-Fi 6E & 5G(オプション)
    8. ■ セキュリティ:指紋センサー & TPM搭載
    9. 【まとめ】スペック面では「バランスの良いオールラウンダー」
  2. 開封&外観レビュー──ThinkPadらしい堅牢性と洗練されたデザイン
    1. 開封:シンプルながら機能的なパッケージング
    2. 外観:ThinkPadらしい堅牢性と洗練されたデザイン
    3. インターフェース:必要十分なポート構成
    4. 【まとめ】ビジネス向けモバイルPCらしい完成度の高さ
  3. ThinkPad X13 Gen 5の性能を実際に検証!──ビジネス・クリエイティブ・ゲーミングの実力をチェック
    1. ビジネス用途のパフォーマンス
    2. クリエイティブ用途のパフォーマンス
    3. ゲーミング用途のパフォーマンス
    4. 【まとめ】ビジネス&軽いクリエイティブ作業なら快適
  4. ThinkPad X13 Gen 5のメリット・デメリット──ビジネス用途に最適な理由と気になる点
    1. メリット①:軽量&コンパクトで持ち運びやすい
    2. メリット②:ThinkPad伝統の快適なキーボード
    3. メリット③:ビジネス向けの充実したポート構成
    4. メリット④:長時間バッテリー&急速充電対応
    5. デメリット①:GPU性能は限定的
    6. デメリット②:メモリ増設不可
    7. デメリット③:有線LANポートなし
    8. 【まとめ】ThinkPad X13 Gen 5はビジネス用途に最適な1台
  5. ThinkPad X13 Gen 5は本当に買いか?おすすめの用途と競合モデルとの比較
    1. こんな人にはThinkPad X13 Gen 5をおすすめ!
    2. ✅ 1. 出張や移動が多いビジネスパーソン
    3. ✅ 2. Web会議を頻繁に行う人
    4. ✅ 3. 外部モニターを使って作業する人
    5. ❌ ThinkPad X13 Gen 5が向いていない人
    6. ❌ 1. ゲーミング用途を考えている人
    7. ❌ 2. メモリの増設をしたい人
    8. ❌ 3. 有線LAN(RJ-45)を使いたい人
  6. 競合モデルとの比較
    1. まとめ:ThinkPad X13 Gen 5はビジネスの相棒として最適な1台
  7. まとめ & 購入情報──ThinkPad X13 Gen 5は「モバイルビジネスの最適解」か?
    1. ThinkPad X13 Gen 5の評価まとめ
  8. 購入前にチェックすべきポイント
    1. ✅ 1. どのプロセッサーを選ぶべきか?
    2. ✅ 2. メモリ容量を慎重に選ぶ
    3. ✅ 3. オプションでLTE/5G対応モデルを選ぶか?
  9. お得な購入方法&キャンペーン情報
    1. ✅ お得に購入する方法
  10. 【最終結論】ThinkPad X13 Gen 5は買いか?

ThinkPad X13 Gen 5のスペックと特徴──携帯性と性能を両立させたビジネスモバイルノート

ノートPCを選ぶ際に、多くのビジネスユーザーが抱えるジレンマがある。
「持ち運びやすい軽量モデルを選べば性能が物足りず、パワフルなマシンを選べば重くて不便になる」──このバランスの取り方が難しいのだ。

ThinkPad X13 Gen 5は、その課題に対する一つの解答を提示している。
「コンパクトで軽量ながら、ハイパフォーマンスなノートPC」 というコンセプトのもと、携帯性と処理能力の両立を実現したモデルだ。

以下に、主要なスペックを整理してみよう。

■ プロセッサー:インテルCore Ultraシリーズ搭載

ThinkPad X13 Gen 5には、最新の インテル Core Ultra プロセッサー が採用されている。
このCPUは従来のCoreシリーズとは異なり、AI処理向けの NPU(Neural Processing Unit) を搭載しているのが特徴だ。
これにより、ビジネスアプリやクリエイティブ系ソフトのAI機能を活用しやすくなり、作業の効率化が期待できる。

選択可能なCPUのラインナップは以下の通り。

  • インテル Core Ultra 7 vPro Enterprise 165U
  • インテル Core Ultra 7 155U
  • インテル Core Ultra 5 vPro Enterprise 135U
  • インテル Core Ultra 5 125U
  • インテル Core Ultra 7 155H
  • インテル Core Ultra 5 125H

Uシリーズは低消費電力モデルで、バッテリー駆動時間を重視する人向け。
一方、Hシリーズはパフォーマンス重視のモデルで、より高い処理能力を求める人に最適だ。
「vPro Enterprise」は企業向けの管理機能が強化されており、IT部門がリモートで管理しやすいのが特徴だ。

■ メモリ:最大64GBオンボード

メモリは 16GB / 32GB / 64GBのオンボード仕様 となっており、最大64GBまで選択可能だ。
ただし、メモリスロットは搭載されていないため、後から増設はできない点には注意が必要だ。

■ ストレージ:最大2TB SSD

ストレージは 256GB / 512GB / 1TB / 2TB SSD から選択可能。
ビジネス用途であれば512GBあれば十分なケースが多いが、大容量データを扱う場合は1TBや2TBを選択すると安心だ。

■ ディスプレイ:13.3インチ WUXGA(1920×1200)

ThinkPad X13 Gen 5のディスプレイは、13.3インチ WUXGA(1920×1200) のIPS液晶を採用している。
フルHD(1920×1080)より縦方向に広いアスペクト比16:10の画面となっており、ビジネス用途ではExcelやWeb閲覧時の視認性が向上する。

ディスプレイのバリエーションは以下の3種類。

  1. 省電力タイプ(ブルーライト軽減)
  2. マルチタッチ対応(10点タッチ)
  3. 標準タイプ

タッチパネルを必要とする業務(プレゼン資料の操作など)がある場合は、マルチタッチ対応モデルを選ぶのも良いだろう。

■ グラフィックス:インテル Arc グラフィックス

本機は、CPU内蔵の インテル Arc グラフィックス を搭載している。
通常のインテル内蔵GPUよりも処理能力が向上しており、簡単な動画編集や軽い3Dグラフィックス処理にも対応できる。
とはいえ、外部GPU(NVIDIA GeForceやRTXシリーズ)ほどの性能はないため、本格的な映像制作やゲーミングには向かない。

■ バッテリー駆動時間:最大31.2時間(アイドル時)

バッテリーは 固定式のリチウムイオンポリマーバッテリー を搭載し、選択肢は2種類。

  • 4セル(54.7Whr)
  • 3セル(41Whr)

最大駆動時間は JEITA測定法3.0で12.4時間(動画再生時)、アイドル時で最大31.2時間 となっている。
ビジネスシーンでは、1日フル稼働してもバッテリーが持つレベルのスタミナを誇る。

■ 通信機能:Wi-Fi 6E & 5G(オプション)

ネットワーク周りも最新規格を採用しており、Wi-Fi 6E(IEEE 802.11ax対応) を標準搭載。
また、オプションで 4G LTE / 5G Sub6 のワイヤレスWANにも対応しており、SIMカードを挿せばモバイル環境でも安定した通信が可能だ。

■ セキュリティ:指紋センサー & TPM搭載

ThinkPadシリーズはセキュリティ面でも定評があり、X13 Gen 5も例外ではない。
標準でTPM(Trusted Platform Module)を搭載し、指紋センサー(オプション) も選択可能。
また、カメラには プライバシーシャッター が付いており、不意の覗き見リスクを防ぐ設計になっている。


【まとめ】スペック面では「バランスの良いオールラウンダー」

ThinkPad X13 Gen 5は、軽量で持ち運びやすく、それでいてパワフルなスペックを兼ね備えたオールラウンドモデル だ。
特に インテル Core Ultraシリーズの採用、最大64GBメモリ、WUXGAディスプレイ、長時間バッテリー駆動 など、ビジネスシーンにおいて頼れるポイントが詰まっている。

次のセクションでは、実際に開封し、外観やインターフェースを細かくチェックしていこう。

開封&外観レビュー──ThinkPadらしい堅牢性と洗練されたデザイン

ノートPCを購入する際、スペック表だけでは分からないポイントがいくつかある。
特に「実際の質感」や「サイズ感」、「重量のバランス」などは、現物を手に取らなければ分からない部分だ。
そこで、本セクションでは ThinkPad X13 Gen 5の開封から外観、ポート類の構成 までを詳細にチェックしていく。

開封:シンプルながら機能的なパッケージング

ThinkPadシリーズのパッケージングは、無駄を省いた実用的なデザインが特徴だ。
X13 Gen 5も例に漏れず、コンパクトで堅牢な箱に収められており、無駄な装飾は一切ない。

同梱物

箱を開けると、中には以下の付属品が整然と収納されている。

  • ThinkPad X13 Gen 5 本体
  • ACアダプター(65W USB-C)
  • 電源ケーブル
  • クイックスタートガイド
  • 保証書・関連書類

ACアダプターはUSB-C(65W) のタイプが付属しており、スマートフォンやタブレットと共用できるのは嬉しいポイントだ。
最近では「GaN(窒化ガリウム)」採用の小型アダプターも市販されているため、出張や外出が多い人は、さらにコンパクトな充電器に置き換えるのも良いだろう。


外観:ThinkPadらしい堅牢性と洗練されたデザイン

本体を取り出してみると、まず驚くのは 軽さ だ。
重量は カーボン素材モデルで約1.12kg、ハイブリッドカーボンモデルで約1.13kg
手に持つと想像以上に軽く、それでいて剛性が高いことがすぐに分かる。ThinkPadシリーズは、堅牢性の高さに定評があるが、本機もその伝統を受け継いでいる。

【主な外観の特徴】

  1. マットブラックの質感が高級感を演出
    ThinkPad特有のマットなブラック仕上げは健在で、指紋が付きにくく、ビジネスシーンでも上品な印象を与える。
  2. 薄型ながらしっかりした剛性
    本体の厚さは 約15.95mm で、一般的なモバイルノートPCと比べてもかなりスリムだ。
    それでいて、米国軍用規格(MIL-STD-810H) に準拠した耐久性テストをクリアしており、落下や圧力にも強い。
  3. ヒンジの開閉がスムーズで、180度まで開く
    ヒンジは 180度まで開く仕様 になっており、会議や打ち合わせ時にディスプレイを共有しやすい。

インターフェース:必要十分なポート構成

モバイルノートPCを選ぶ際、USBポートや映像出力端子の種類は重要なポイントだ。
近年は薄型化が進み、ポートが削減される傾向にあるが、ThinkPad X13 Gen 5は 必要なインターフェースをしっかり確保 している。

【左側】

  1. Thunderbolt 4(USB4対応)×2
    • 高速データ転送(最大40Gbps) や、外部モニター出力 に対応。
    • USB PD(Power Delivery)対応 で、充電にも使える。
  2. USB 3.2 Gen 1(Powered USB)
    • 最大5Gbpsの転送速度 を持つ標準的なUSBポート。
    • Powered USB機能 により、PCの電源OFF時でも充電が可能。
  3. マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
    • 3.5mmのオーディオ端子は、マイク付きイヤホンやヘッドセットの接続に便利。
  4. スマートカードリーダー(オプション)
    • 企業向けのセキュリティ機能として、スマートカード認証 に対応する。

【右側】

  1. nanoSIMスロット(オプション)
    • 4G LTE / 5G対応モデルのみ に搭載される。
    • モバイル通信を利用する場合に必要。
  2. USB 3.2 Gen 1
    • 標準的なUSBポートで、マウスや外付けストレージの接続に便利。
  3. HDMI
    • 4K出力対応 のHDMI端子を搭載し、プロジェクターや外部モニターとの接続に対応。
  4. セキュリティキーホール
    • 物理的な盗難防止用に、ケンジントンロックを取り付け可能。

【総評:ポート構成はビジネス用途に最適】

USB4(Thunderbolt 4)を2ポート搭載している点は高評価だ。
近年の高性能モバイルノートPCでは USB-Cのみ というモデルも増えているが、ThinkPad X13 Gen 5は HDMIやUSB-Aも確保している ため、変換アダプターなしで多くの周辺機器を接続できる。
一方で、有線LAN(RJ-45)は非搭載のため、Ethernet接続が必要な場合はUSB-C to LANアダプター の利用が必須だ。


【まとめ】ビジネス向けモバイルPCらしい完成度の高さ

開封から外観チェックを行った結果、ThinkPad X13 Gen 5は 「持ち運びやすさ」と「堅牢性」 を高次元で両立していることが分かった。
薄型・軽量でありながら、ポート構成もビジネスシーンで使いやすい仕様になっている。

次のセクションでは、実際に 「ThinkPad X13 Gen 5の性能を実際に検証!」 し、ビジネス用途・クリエイティブ用途・ゲーミング用途でのパフォーマンスを詳しくレビューしていこう。

コンパクトな薄型軽量ボディの13.3型モバイルノートPC

ThinkPad X13 Gen 5の性能を実際に検証!──ビジネス・クリエイティブ・ゲーミングの実力をチェック

ノートPCの性能は、単なるスペック表の数値だけでは測れない。
実際に使用するシチュエーションごとに、どのような動作を見せるのかが重要だ。

ThinkPad X13 Gen 5は、ビジネスユースを主軸にしながらも、インテル Core Ultraシリーズを搭載したパワフルなマシン である。
本セクションでは、以下の3つのシナリオに分けて、実際のパフォーマンスを検証していく。

  • ビジネス用途(オフィスソフト・Web会議・マルチタスク)
  • クリエイティブ用途(画像編集・動画編集)
  • ゲーミング用途(3Dグラフィックス・ゲーム動作)

ビジネス用途のパフォーマンス

ビジネスシーンで求められるPCの性能は、単に処理能力が高いだけではない。
Officeソフトの快適な動作、スムーズなWeb会議、複数のアプリを同時に開いた際のレスポンスの良さが求められる。

① Officeソフト(Excel・Word・PowerPoint)の動作

ThinkPad X13 Gen 5は、Office 365を使用した場合でも 快適なレスポンスを維持 する。
特に、以下のような 負荷の高い作業 でもストレスなく動作した。

  • Excelで10万行以上のデータ処理
  • PowerPointで高解像度画像を多用したスライド作成
  • Wordで大容量のPDFを開きつつ編集作業

【検証結果】
全体的にスムーズな動作で、Excelの関数計算やPowerPointのアニメーションも問題なし。
ただし、メモリ16GB構成では、大量のタブを開くと動作が重くなるケースがあるため、32GB以上が推奨。

② Web会議(Zoom・Teams・Google Meet)

リモートワークの普及により、ノートPCのWeb会議性能も重要になっている。
ThinkPad X13 Gen 5のカメラは 5MPの高画質Webカメラ(IR機能付き) を搭載しており、映像は非常にクリア。
また、Dolby Voice対応のデュアルマイク により、ノイズの少ない音声品質を実現している。

【検証結果】
TeamsやZoomでは背景ぼかし機能をオンにしてもスムーズに動作。
スピーカーの音質が向上しており、会話の明瞭度が高い。
Wi-Fi 6E環境では問題ないが、4G LTE通信では回線品質に影響されるため、テザリング時は注意。

③ マルチタスク(複数アプリ同時使用)

仕事で使うPCは、一つのアプリだけでなく、複数のツールを並行して使用 することが多い。
そこで、以下のアプリを同時に開いた場合の動作をテストしてみた。

  • Chromeで15タブ開く
  • Excel(データ入力)+ PowerPoint(プレゼン資料作成)
  • Zoom(Web会議)+ Notion(メモ取り)

結果として、メモリ32GB以上の構成では特にストレスなく動作 した。
16GB構成では、タブを開きすぎると動作が遅くなる場面があったため、ビジネス利用でも32GB以上が理想的 だ。


クリエイティブ用途のパフォーマンス

ThinkPad X13 Gen 5は、ビジネス向けのノートPCではあるが、インテル Arc グラフィックス を搭載しているため、ある程度のクリエイティブ作業にも対応できる。
本セクションでは、画像編集・動画編集のパフォーマンスをチェックする。

① Photoshopでの画像編集

Adobe Photoshopを使用し、高解像度のRAW画像(4K以上)を複数枚編集 するテストを実施。
ブラシツール、フィルター適用、レイヤー操作を試したところ、一般的な編集作業ではストレスなく動作 した。

【検証結果】
簡単な写真加工・バナー制作なら使用可能だが、RAW現像や複雑なレイヤー処理では動作がもたつく場面がある。
AI自動補正機能や高度なフィルター処理は、ワークステーション並みのPCでないと快適とは言えない。

② Premiere Proでの動画編集

動画編集ソフトAdobe Premiere Proを使用し、4K動画のカット編集・テロップ追加・書き出し をテスト。
結果として、1080p動画の編集はスムーズだが、4K編集では若干のカクつきが発生した。

【検証結果】
カット編集や簡単なエフェクト付きのフルHD動画編集は可能だが、レンダリング速度は速くない。
4K編集は厳しく、エフェクトが多いプロジェクトではプレビュー再生時にカクつく可能性が高い。


ゲーミング用途のパフォーマンス

ThinkPad X13 Gen 5はゲーミングPCではないが、インテル Arc グラフィックス を搭載しているため、軽めのゲームならプレイ可能だ。

① FF14(ファイナルファンタジーXIV)

フルHD(1920×1080)の標準設定でFF14を動作させた結果、平均フレームレートは約25fps で、軽量なオンラインゲームであれば快適に動作する。

② Apex Legends

Apex Legendsをプレイしたところ、フルHD最低設定で平均30~40fps
競技向けには不向きだが、カジュアルプレイならギリギリ可能なレベルだった。

【検証結果】
2Dゲームや軽量なインディーゲームなら問題なく動作。
FF14クラスでも、低~中設定でのプレイが前提。ApexやAAAタイトルは推奨できない。
eスポーツ系FPS(Apex, Valorant, CS2など)はフレームレートが安定しづらく、競技プレイには適さない。


【まとめ】ビジネス&軽いクリエイティブ作業なら快適

ThinkPad X13 Gen 5の性能を検証した結果、以下のような結論に至った。

  • ビジネス用途 → Office作業やWeb会議はスムーズで、Zoom+資料作成程度なら問題なし。
  • クリエイティブ用途 → 画像編集はスムーズだが、4K動画編集には向かない
  • ゲーミング用途 → 軽量なゲームはプレイ可能だが、AAAタイトルは厳しい

次のセクションでは、「ThinkPad X13 Gen 5のメリット・デメリット」 を整理し、購入する際のポイントを解説していこう。

コンパクトな薄型軽量ボディの13.3型モバイルノートPC

ThinkPad X13 Gen 5のメリット・デメリット──ビジネス用途に最適な理由と気になる点

ここまで、ThinkPad X13 Gen 5のスペックや実際のパフォーマンスについて詳しく見てきた。
全体的に「持ち運びやすさ」と「処理性能」のバランスが取れた、ビジネス向けの完成度の高いノートPCだということが分かったが、完璧なマシンというわけではない。

このセクションでは、実際に使用して感じたメリット・デメリットを整理 し、購入を検討する際の判断材料として提供する。


メリット①:軽量&コンパクトで持ち運びやすい

約1.12kg~の軽量ボディ13.3インチのコンパクトなサイズ は、モバイルワークに最適だ。
特に、新幹線やカフェなどの限られたスペースでも開きやすく、狭い机の上でも快適に作業できる。

カーボン素材による高い剛性と軽さ
カバンの中でかさばらず、片手で持ちやすい
ヒンジが180度開くため、会議時にも使いやすい


メリット②:ThinkPad伝統の快適なキーボード

ThinkPadシリーズは キーボードの打ちやすさ に定評があるが、X13 Gen 5も例外ではない。
ストロークが適度に深く、反発力も強すぎず、長時間のタイピングでも疲れにくい。

指の形状にフィットするキー形状
しっかりとしたクリック感で誤入力しにくい
キーボードバックライト搭載で暗所でも作業可能

「キーが浅すぎる」「反発が強すぎる」といったことがなく、打鍵感はまさに“ThinkPad”のそれ だ。


メリット③:ビジネス向けの充実したポート構成

ノッチ部分が出っ張っていて開けるときも簡単だ

近年の薄型ノートPCは、USB-Cのみの構成が増えているが、ThinkPad X13 Gen 5はHDMIやUSB-Aも確保 しており、周辺機器との接続に困らない。

USB4(Thunderbolt 4)×2で高速データ転送&充電
USB-A(USB 3.2 Gen 1)×2で周辺機器の互換性も確保
HDMI搭載で外部モニターやプロジェクターに直接接続可能

ビジネス用途では、社内の会議室や取引先でプレゼンを行う場面が多いが、変換アダプター不要でHDMIを使えるのは大きなメリット だ。


メリット④:長時間バッテリー&急速充電対応

ビジネス向けノートPCにおいて バッテリー持ち は非常に重要な要素だが、X13 Gen 5は 最大12.4時間(動画再生時)、アイドル時は最大31.2時間 の駆動が可能。

JEITA 3.0基準で1日フル稼働できるバッテリー性能
USB-Cの急速充電対応(約1時間で80%充電)

バッテリー残量を気にせずに、出張や外出先でも安心して使えるのは大きな魅力だ。


デメリット①:GPU性能は限定的

ThinkPad X13 Gen 5は インテル Arc グラフィックスを搭載 しており、従来の内蔵GPUと比べると性能は向上しているものの、やはり 本格的なクリエイティブ作業やゲーミングには向かない

4K動画編集は厳しい(フルHD編集ならOK)
AAAタイトルのゲームプレイは不向き

ビジネス用途では問題ないが、外部GPU(GeForce RTXなど)が必要な作業を想定しているなら、別のモデルを検討すべき だ。


デメリット②:メモリ増設不可

本機のメモリは オンボード仕様 のため、購入後に増設することができない。
最大64GB構成を選べるとはいえ、16GBモデルを購入して後で増やすといったことができない のはデメリットだ。

メモリスロットなし(オンボードのみ)
購入時に適切な容量を選ぶ必要あり

特に ビジネス用途なら32GB以上を推奨 したい。
仮想環境を利用する場合や、大量のタブを開く使い方をするなら 64GBモデルを選んでおくと安心 だ。


デメリット③:有線LANポートなし

X13 Gen 5は 有線LAN(RJ-45)ポートを搭載していない
Wi-Fi 6E対応のため、無線環境では問題ないが、オフィスで有線接続をしたい場合は別途アダプターが必要 になる。

USB-C to LANアダプターが必須
企業ネットワークで有線環境が求められる場合は注意

LANポートが必要な人は、ドッキングステーションを併用するのが現実的な解決策 となる。


【まとめ】ThinkPad X13 Gen 5はビジネス用途に最適な1台

ここまでのメリット・デメリットを整理すると、ThinkPad X13 Gen 5は 「モバイルワークを快適にするビジネスPC」 であることが分かる。

✅ こんな人におすすめ!

  • 軽量かつパワフルなノートPCを求める人
  • Web会議・出張・外出が多いビジネスパーソン
  • ThinkPadのキーボードの打ちやすさを重視する人
  • 長時間バッテリー駆動が必要な人

❌ こんな人には向かない

  • ゲームや3Dレンダリングをしたい人
  • メモリを後から増設したい人
  • 有線LAN環境を重視する人

次のセクションでは、「ThinkPad X13 Gen 5は本当に買いか?おすすめの用途と競合モデルとの比較」 を詳しく見ていこう。

コンパクトな薄型軽量ボディの13.3型モバイルノートPC

ThinkPad X13 Gen 5は本当に買いか?おすすめの用途と競合モデルとの比較

ここまでThinkPad X13 Gen 5の性能や特徴を詳細にレビューしてきたが、実際のところ「このノートPCを買うべきか?」という判断は、ユーザーの用途や求めるスペックによって変わる

このセクションでは、おすすめの用途 を整理しつつ、競合モデルとの比較 を行い、ThinkPad X13 Gen 5がどのようなユーザーに適しているのかを明確にしていく。


こんな人にはThinkPad X13 Gen 5をおすすめ!

ThinkPad X13 Gen 5は、ビジネスユーザー向けのモバイルノートPCとして設計されている。
以下のような用途にマッチするなら、間違いなく「買い」だ。

1. 出張や移動が多いビジネスパーソン

  • 軽量(約1.12kg)&コンパクトなボディ
  • バッテリー駆動時間が長い(最大12.4時間)
  • Wi-Fi 6E & 5G対応(オプション)でどこでもネット環境を確保

新幹線の車内、カフェ、ホテルのロビーなど、さまざまな場所でPCを開くことが多い人には最適だ。


2. Web会議を頻繁に行う人

  • 5MP高画質Webカメラ(IR機能付き)
  • Dolby Voice対応マイクでクリアな音声
  • ノイズキャンセリング機能で周囲の雑音を軽減

ZoomやMicrosoft Teamsを使う機会が多いなら、クリアな映像と音声でストレスなく会議ができる のが大きなメリット。


3. 外部モニターを使って作業する人

  • USB4(Thunderbolt 4)×2 でデュアル4K出力が可能
  • HDMI端子搭載でプロジェクターやモニターにすぐ接続できる
  • 13.3インチのWUXGA(16:10)ディスプレイで作業スペースも広め

テレワークで 外部ディスプレイを使う機会が多い 人や、オフィスでプレゼンをすることが多い人には非常に便利な構成だ。


ThinkPad X13 Gen 5が向いていない人

ThinkPad X13 Gen 5は、ビジネス向けノートPCとしては非常に優秀だが、すべてのユーザーに最適なわけではない。
以下のような用途を考えている人は、別のモデルを検討したほうが良いだろう。

1. ゲーミング用途を考えている人

  • インテル Arc グラフィックスは軽めのゲームなら動くが、AAAタイトルには厳しい
  • ゲーミングノートのような高リフレッシュレートディスプレイではない
  • 排熱性能もゲーム向きではない

本格的なゲーミングPCを求めるなら、Lenovo LegionシリーズASUS ROGシリーズ などのゲーミングモデルを選ぶべき。


2. メモリの増設をしたい人

  • メモリはオンボード仕様のため、後から増設できない
  • 長期的に使うなら、最初から32GB以上を選ぶ必要がある

後でメモリを増設する可能性があるなら、スロット搭載の ThinkPad Tシリーズ(T14sなど) や、Dellの XPSシリーズ の方が適している。


3. 有線LAN(RJ-45)を使いたい人

  • LANポート非搭載のため、有線環境ではUSB-C to LANアダプターが必要
  • オフィスのセキュリティ要件で有線接続が必須な場合は不便

企業のネットワークポリシーで 「有線LAN接続が必須」 という場合は、LANポートを標準搭載した ThinkPad LシリーズHP EliteBookシリーズ のほうが向いている。

コンパクトな薄型軽量ボディの13.3型モバイルノートPC

競合モデルとの比較

ThinkPad X13 Gen 5と同じく 「13インチ前後の軽量ビジネスノートPC」 の競合モデルをピックアップし、比較してみよう。

機種名CPU重量バッテリー駆動時間ディスプレイポート構成価格
ThinkPad X13 Gen 5Core Ultra 7/5約1.12kg最大12.4時間13.3型 WUXGA (16:10)USB4 ×2、USB-A ×2、HDMI約20万円~
Dell XPS 13 (9315)Core i7-1365U約1.17kg最大12時間13.4型 1920×1200 (16:10)USB-C ×2(変換アダプター付属)約18万円~
HP Elite Dragonfly G4Core i7-1355U約0.99kg最大14時間13.5型 1920×1280 (3:2)USB-C ×2、USB-A ×1、HDMI約22万円~
MacBook Air (M2, 13インチ)Apple M2約1.24kg最大18時間13.6型 2560×1664 (16:10)USB-C ×2(MagSafe充電対応)約16万円~

【比較ポイント】

  • 軽量性 では HP Elite Dragonfly G4 が約0.99kgと最軽量。
  • バッテリー駆動時間MacBook Air (M2) が圧倒的に長い(最大18時間)。
  • ポートの充実度 では ThinkPad X13 Gen 5が最もバランスが良い(USB4×2、USB-A×2、HDMIあり)。
  • 価格面 では、MacBook Airが16万円~とコスパが良い。

結論として、「軽さを重視するならHP」、「ポート構成を重視するならThinkPad」、「バッテリー持ち重視ならMacBook Air」 という選び方ができる。


まとめ:ThinkPad X13 Gen 5はビジネスの相棒として最適な1台

ここまでの検証を踏まえた総評として、ThinkPad X13 Gen 5は「モバイルワークを快適にするための1台」 であることが分かった。

✅ こんな人に最適

  • 持ち運びやすく、高性能なノートPCを求める人
  • Web会議やプレゼンが多く、映像・音質の良さを重視する人
  • 変換アダプターなしで周辺機器を接続したい人

❌ 別のモデルを検討すべき人

  • ゲームや動画編集をメインにしたい人
  • メモリ増設が必須な人
  • 有線LANポートを標準で使いたい人

ThinkPad X13 Gen 5は、「持ち運びやすさ」と「実用性」を重視するビジネスユーザーにとって最良の選択肢 だろう。

まとめ & 購入情報──ThinkPad X13 Gen 5は「モバイルビジネスの最適解」か?

ここまで詳しくThinkPad X13 Gen 5の特徴を解説してきた。
本機は、軽量・堅牢・高性能というビジネスノートに求められる要素をバランスよく備えた1台 であり、特に モバイルワークを頻繁に行うビジネスパーソンに最適 だ。

しかし、すべての用途において完璧なPCというわけではなく、クリエイティブ用途やゲーミングには不向き である点も明らかになった。
このセクションでは、これまでの内容を簡潔にまとめるとともに、購入時のポイントやお得な購入方法 についても紹介する。


ThinkPad X13 Gen 5の評価まとめ

まずは、今回のレビューを踏まえて、ThinkPad X13 Gen 5の評価 を整理してみよう。

評価項目スコア (5点満点)コメント
携帯性⭐⭐⭐⭐⭐約1.12kgの軽量ボディ&コンパクト設計
パフォーマンス⭐⭐⭐⭐☆Core Ultraシリーズ搭載でビジネス用途は快適
バッテリー持ち⭐⭐⭐⭐☆最大12.4時間の駆動時間、急速充電対応
ディスプレイ⭐⭐⭐⭐☆WUXGA(1920×1200)の16:10で作業性良好
キーボード⭐⭐⭐⭐⭐ThinkPad伝統の打鍵感の良いキーボード
拡張性・ポート⭐⭐⭐⭐⭐USB4(Thunderbolt 4)、HDMI、USB-Aなど豊富なポート
クリエイティブ性能⭐⭐⭐☆☆画像編集は快適だが、4K動画編集は厳しい
ゲーミング性能⭐⭐☆☆☆軽量ゲームならプレイ可能、AAAタイトルには不向き
価格⭐⭐⭐⭐☆コスパは良いが、メモリ増設不可のため最初の選択が重要

【総評】ThinkPad X13 Gen 5は、ビジネスユースに最適な軽量ノートPC ThinkPadシリーズの特徴である 堅牢性・キーボードの打ちやすさ・拡張性の高さ はしっかり受け継がれており、
持ち運びが多いビジネスパーソンにとっては 「使いやすさ」「実用性」 の両面で満足できるモデルだ。

一方で、メモリ増設ができない点ゲーミング・動画編集には不向き という部分を考慮すると、
用途によっては 他のモデル(ThinkPad TシリーズやLegionシリーズ)を検討するのもアリ だ。


購入前にチェックすべきポイント

ThinkPad X13 Gen 5を購入する前に、以下の点をチェックしておこう。

1. どのプロセッサーを選ぶべきか?

ThinkPad X13 Gen 5には、Core Ultra 5 / 7のUシリーズとHシリーズ が用意されている。
基本的には 「Uシリーズ(省電力)」を選べばバッテリー重視、「Hシリーズ(高性能)」を選べばパフォーマンス重視 となる。

  • Core Ultra 5 125U / 135U:日常業務や一般的なビジネス用途向け
  • Core Ultra 7 155U / 165U:マルチタスクを頻繁に行う人向け
  • Core Ultra 7 155H:パフォーマンス重視、画像・動画編集をする人向け

バッテリー持ちを優先するならUシリーズ、高性能を求めるならHシリーズがおすすめ だ。


2. メモリ容量を慎重に選ぶ

本機は メモリ増設ができないため、購入時の選択が重要 だ。
以下の基準を参考にすると良いだろう。

  • 16GB:Office作業、Web会議、一般的なビジネス用途なら十分
  • 32GB:マルチタスクが多い人、ブラウザで大量のタブを開く人向け
  • 64GB:仮想環境や開発作業を行う人向け

後から増設できないため、できるだけ32GB以上を選ぶのが無難 だ。


3. オプションでLTE/5G対応モデルを選ぶか?

ThinkPad X13 Gen 5は、nanoSIMスロット(オプション)を搭載可能 で、LTE / 5G対応モデルを選べば、
外出先でもWi-Fiなしでインターネットが利用できる。

モバイルワークが多いなら、LTE/5G対応モデルを選ぶ価値は高い


お得な購入方法&キャンペーン情報

ThinkPadシリーズは、Lenovo公式サイト、Amazon、楽天市場など複数の販売ルート で購入可能だ。
しかし、Lenovo製品は 公式サイトの「直販セール」が最もお得 になることが多い。

✅ お得に購入する方法

  1. Lenovo公式サイトの「週末セール」「法人向け割引」を活用
    • 公式サイトでは 定期的にセールが開催 されており、通常価格より15~30%オフ になることがある。
    • 法人アカウントを作成すると、さらに割引を受けられることも。
  2. Amazon・楽天市場のポイント還元をチェック
    • Amazonの「タイムセール」や「プライムデー」、楽天市場の「楽天スーパーSALE」では、ポイント還元が大きいことがある。
    • 楽天ならSPU(スーパーポイントアッププログラム)を活用すると、実質価格が大幅に下がることも。
  3. クーポンを活用する
    • Lenovo公式サイトでは 「eクーポン」 が発行されることがあり、さらに数千円~1万円以上の割引が適用 されることがある。
  4. 分割払い or 法人リースも検討
    • Lenovo公式では 分割払い(JACCS・Orico) に対応しており、月々の支払いを抑えられる。
    • 企業利用なら、リース契約で初期費用を抑えて導入 するのも一つの方法。

【最終結論】ThinkPad X13 Gen 5は買いか?

結論として、ThinkPad X13 Gen 5は 「ビジネス用途に特化したモバイルノートPC」 であり、以下の人には強くおすすめできる。

モバイルワーク・出張が多い人
拡張性(USB-A/HDMI)を重視する人
ThinkPadの堅牢性&快適なキーボードを求める人
長時間バッテリー&軽さを求める人

一方で、ゲーミング用途・メモリ増設をしたい人・有線LAN必須の人 は、他の選択肢を検討したほうが良い。

Lenovo公式サイトでセールやクーポンを活用しながら、最適な構成で購入するのがベストな選択肢 となるだろう。

コンパクトな薄型軽量ボディの13.3型モバイルノートPC