『モンスターハンターワイルズ』のPC版を、いま何のスペックで買うべきか。結論から書きます。2027年発売予定の超大型拡張「アセンダンス」まで見据えるなら、GPU(グラフィックボード)のVRAM(グラフィックメモリ)は16GB、メモリは32GBが基準です。公式の推奨スペック(RTX 2060 Super / RX 6600)そのままで組むと、確実に後悔します。
理由は単純で、公式が言う「推奨スペック」は”中設定・フレーム生成あり”で1080p/60fpsという条件付きだからです。この但し書きを読み飛ばすと、「推奨を満たしているのにカクつく」という一番よくある失敗をやらかします。
この記事で分かることは3つです。
- 公式推奨スペックの「本当の意味」と、素の60fpsに必要なライン
- 2027年のアセンダンス(マスターランク追加)を見据えた予算別の構成
- PS5が9万7,980円になった今、PCとどちらを選ぶべきかの判断基準
書いているのはブログ歴6年、BTO(カスタムPC通販)で自分用のゲーミングPCを買ってきた僕です。プロゲーマーでもエンジニアでもないので、「何万円出せば何が変わるのか」を数字で確かめないと納得できないタイプ。この記事でも、実際にお借りして20分間回し続けた21万円台のRTX 5060 Ti搭載機の実測データを使って話します。カタログスペックだけを並べ替えた記事にはしません。

ちなみに本編は2026年8月4日から4,990円になりました。無料の序盤体験版も配信中なので、「まず自分のPCで動くか試す」が一番確実です。その手順も後半で書きます。
- 結論:アセンダンスまで戦うなら「VRAM 16GB・メモリ32GB」が基準
- 公式推奨スペックには「フレーム生成使用」と書いてある
- 2027年「アセンダンス」で要求スペックはどう変わるのか
- このゲームで詰まるのはGPUの速さより「VRAMとメモリ」
- GPU別の実測fps早見表【2026年パッチ後】
- 【実測】21万円台のRTX 5060 Ti機を20分回して分かったこと
- 予算別のおすすめ構成【2026年9月時点】
- おすすめBTOメーカー5社【2026年9月時点】
- PS5で遊ぶ選択肢は?9万7,980円になった今の考え方
- 買う前に無料でできる動作チェック2つ
- 今買う?アセンダンスまで待つ?
- よくある質問
- まとめ:2027年まで戦える1台の条件
結論:アセンダンスまで戦うなら「VRAM 16GB・メモリ32GB」が基準
細かい話に入る前に、予算別の結論を先に置いておきます。価格はすべて2026年9月時点のものです。
| 予算帯 | 目安の構成 | 狙える画質 | アセンダンス対応 |
|---|---|---|---|
| 〜15万円 | Ryzen 5 5500 × RX 9060 XT 16GB | 1080p(フルHD)/ 中設定+フレーム生成 | 設定を落とせば |
| 16〜18万円 | Ryzen 7 5700X × RTX 5060 Ti 16GB | 1080p / 高設定で60fps | 現実的なライン |
| 23〜25万円 | Ryzen 7 7800X3D × RX 9060 XT 16GB / メモリ32GB機 | 1080p高設定〜1440p(WQHD) | ここが本命 |
| 28万円〜 | Ryzen 7 7800X3D × RTX 5070 | 1440p(WQHD)/ 高設定 | 余裕あり |
いちばん多いであろう「20万円前後でどうにかしたい」という人には、23万円台まで背伸びして7800X3D(3D V-Cache搭載の8コアCPU)とVRAM 16GBを確保するのをすすめます。理由は次の章から順に説明します。
公式推奨スペックには「フレーム生成使用」と書いてある
まずSteamに掲載されている公式のシステム要件です。2026年9月時点の内容をそのまま引きます。
| 項目 | 最低動作環境 | 推奨動作環境 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 / 11(64bit) | Windows 10 / 11(64bit) |
| CPU(プロセッサー) | Core i5-10400 / i3-12100 / Ryzen 5 3600 | Core i5-10400 / i3-12100 / Ryzen 5 3600 |
| メモリ | 16GB | 16GB |
| GPU(グラフィックボード) | GeForce GTX 1660(6GB)/ Radeon RX 5500 XT(8GB) | GeForce RTX 2060 Super(8GB)/ Radeon RX 6600(8GB) |
| DirectX | Version 12 | Version 12 |
| ストレージ | SSD 75GB(SSD必須) | SSD 75GB(SSD必須) |
| 想定する動作 | 1080p(フルHD)/ 30fps・アップスケール使用(内部解像度720p)/最低画質 | 1080p / 60fps・フレーム生成使用/中画質 |
注目してほしいのは一番下の行です。最低環境は「内部解像度720pをアップスケールして1080p」、推奨環境は「フレーム生成を使って60fps」。どちらも、素の性能で出している数字ではありません。
CPUの欄が最低と推奨で同じ、という珍しい表
この表、CPU・メモリ・ストレージが最低環境と推奨環境でまったく同じです。差はGPUだけ。ここから読み取れるのは「このゲームの負荷はほぼGPU側に寄っている」という設計思想です。
ただし、これを真に受けてCPUをRyzen 5 3600(2019年発売の6コアCPU)で組むのは危険。モンスターと環境生物が同時に動き回るフィールドでは、CPU側の処理も普通に効いてきます。検証サイトの計測でも、8コア以上の最新世代CPUを推す結論が目立ちます。CPUは「最低ラインが低いだけで、快適さにはしっかり効く」と理解しておくのが正確です。
もうひとつ、発売当初と今では状況が違う点も書いておきます。2026年1月28日のVer.1.040でSteam版のCPU負荷とVRAM使用量が見直され、その後のタイトルアップデートでも改善が入りました。発売直後の「重すぎる」という評判のまま止まっている情報は、2026年時点では少し古いです。とはいえ「軽くなった」であって「軽い」ではない。そこは正直に書いておきます。
2027年「アセンダンス」で要求スペックはどう変わるのか
今からPCを買う人にとって、ここが一番大事な章です。
2026年6月6日のSummer Game Fest 2026で、カプコンが超大型拡張コンテンツ『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』を発表しました。発売は2027年予定、対応プラットフォームはPlayStation 5 / Xbox Series X|S / Steamです。
- 新クエストランク「マスターランク」…より歯ごたえのある高難度クエスト群
- 新フィールド「雲居の遺跡群」…空に浮かぶ遺跡。高低差のある広大なマップ
- ブーストブレイサー…全武器種に追加。起動中は攻撃アクション・連携・機動力が一時的に強化される
- セクレトの滑空移動…浮遊フィールドを移動するための新アクション
- 古龍クシャルダオラ、超大型古龍ラオシャンロンほか未知のモンスター
プレイには『モンスターハンターワイルズ』本編が必要で、さらに★7の任務クエスト「夢から覚めて」(Chapter 6-1)のクリアが条件です。価格は未定(2026年9月時点)。
アセンダンスの動作環境は未発表。だからここは「予想」で書きます
2026年9月時点で、アセンダンス単体のPC動作環境はまだ公表されていません。ここから先は僕の予想です。断定はしません。
根拠は2つあります。ひとつは前例で、『モンハンワールド:アイスボーン』も『ライズ:サンブレイク』も、超大型拡張の追加時に推奨環境が引き上げられました。もうひとつがフィールドの性質です。雲居の遺跡群は空中に浮かぶ地形で、高低差が大きい。高いところから見下ろす構図が増えるほど、一度に画面へ入る描画対象は増えます。地上を走り回る既存フィールドより負荷が上がる方向に働くのは、まず間違いありません。
| 項目 | 本編の推奨(公式) | アセンダンス想定(当サイト予想) |
|---|---|---|
| GPU | RTX 2060 Super / RX 6600(8GB) | RTX 5060 Ti 16GB / RX 9060 XT 16GB 以上 |
| VRAM(グラフィックメモリ) | 8GB | 16GB |
| CPU | Ryzen 5 3600 / Core i5-10400 | Ryzen 7 7800X3D / Core Ultra 7 クラス |
| メモリ | 16GB | 32GB |
| ストレージ | SSD 75GB | SSD 1TB以上(本編+拡張+更新分) |
このゲームで詰まるのはGPUの速さより「VRAMとメモリ」
モンハンワイルズのスペック選びで、いちばん誤解されやすいポイントがここです。
VRAM 8GBは「まだ使えるが、後ろがない」
本作はテクスチャの読み込み量が多く、VRAMの消費が大きいタイトルです。パッチでVRAM使用量は約25%削減され、8GBのGPUでも1080p・高設定・高解像度テクスチャパック無効という条件なら実用的に動きます。
実際、僕がお借りして測ったRTX 5060 Ti(8GB)搭載機では、3DMarkのSteel Nomadという重量級テストを20分連続で回してもVRAM使用量は最大5,432MBでした。8,192MBの枠に対して約2.7GBの余りがある計算です。「8GBが即座に破綻する」わけではない、というのは正直に書いておきます。

問題はその先です。8GBだと、ウルトラ設定や高解像度テクスチャパックを入れた瞬間に足りなくなります。VRAMが溢れると、平均fpsは高いのに数秒ごとに引っかかる(スタッター)という一番不快な症状が出る。数値上は60fpsなのに気持ちよくない、というやつです。
同じRTX 5060 Tiに8GB版と16GB版があるのは、まさにここが分岐点だからです。モンハンワイルズを軸にPCを選ぶなら、16GB版を選んでください。差額は1万円前後、アセンダンスまで含めた寿命は明らかに変わります。
メモリ16GBは「動くけど余裕はゼロ」
公式の推奨メモリは16GBですが、検証サイトの計測ではモンハンワイルズ単体でフルHDでも14〜17GBを消費するという報告があります。16GBのPCだと、OSとブラウザを足した時点で足りません。
攻略サイトを開きながら、Discordで通話しながら狩る人はかなり多いはず。実質的な推奨は32GBです。ここはGPUを一段落としてでも確保する価値があります。
ここで気をつけたいのが増設のしかたです。僕がお借りした21万円台のRTX 5060 Ti機もDDR5 16GB(8GB×2)という構成でした。この状態から32GBにするには16GB×2へ丸ごと入れ替えることになり、元の8GB×2が完全に無駄になります。注文時に32GBを選ぶほうが、結局は安く済みます。
ストレージは「SSD必須」に加えて容量も見る
公式要件が75GBのSSDなので512GBでも入りますが、アップデートのたびに容量は膨らみます。そこへ2027年のアセンダンスが乗ることを考えると、SSD 1TBが最低ライン、他のゲームも入れるなら2TB。HDDは選択肢に入りません(公式が「SSD必須」と明記しています)。
もうひとつ、容量だけでなく「SSDの中身」も見ておくと差がつきます。お借りした実機のSSDはPCIe Gen4対応の500GBでしたが、CrystalDiskMarkで測ると細かいファイルを1個ずつ読む速度(RND4K Q1T1)が54.31MB/s。SSD側に専用メモリを持たないHMB方式で、ここはコスト削減のポイントになりやすい部分です。ゲームのロード時間に効いてくる項目なので、価格が安すぎるモデルではここを疑ってください。

GPU別の実測fps早見表【2026年パッチ後】
ここからは具体的な数字です。各GPUで実際に何fps出るのか、複数の検証サイトの計測値を整理しました。条件は高(High)設定・ネイティブ解像度・フレーム生成オフ、2026年のパッチ適用後の数値です。
| GPU | VRAM | 1080p | 1440p | ひとこと判定 |
|---|---|---|---|---|
| RTX 5060 | 8GB | 約55fps | 約38fps | 1080p専用。設定を落とす前提 |
| RX 9060 XT | 8GB | 約65fps | 約46fps | 1080pなら快適。16GB版を推奨 |
| RTX 5060 Ti | 16GB | 約65fps | 約60fps | 1080p 60fpsの現実的な最低ライン |
| RTX 5070 | 12GB | 約90fps | 約68fps | 1440pで60fps超え。バランス型 |
| RTX 5070 Ti | 16GB | 約105fps | 約80fps | 1440p高設定を余裕を持って |
| RX 9070 XT | 16GB | 130fps以上 | 約75fps | 高リフレッシュレート狙いなら |
この表で言いたいことは1つです。1440p(WQHD)で素の60fpsを出したいなら、RTX 5060 Ti 16GBが実質的なスタートライン。RTX 5060(8GB)は1440pで38fps前後まで落ちるので、フルHDモニター前提の選択肢だと割り切ってください。
なお、これらは計測サイトごとにシーンと設定が違うので、±10fps程度の幅がある参考値として見てください。DLSS / FSRのアップスケーリングとフレーム生成を併用すれば、表の数字より大きく伸びます。RTX 5060 Tiクラスでも1440pで100fps超を狙えますが、前述のとおり体感の遅延は減らない点だけ忘れずに。
公式ベンチマークツールのスコア目安
モンハンワイルズには無料の公式ベンチマークツールがあります。手持ちのPCで回したときの目安はこのあたりです。
| スコア | 判断 | やること |
|---|---|---|
| 20,000以上 | 余裕あり | 画質を上げて楽しむ。アセンダンスも心配なし |
| 13,000〜19,999 | 快適に遊べる | そのままでOK。設定の微調整だけ |
| 10,250〜12,999 | 遊べるが余裕なし | 解像度か画質を1段下げる。拡張までに買い替え検討 |
| 10,249以下 | 見直しが必要 | パーツ交換か買い替え。設定変更だけでは厳しい |
「快適」と言い切れるのは13,000から、アセンダンスまで見るなら20,000を目標にする。この2つの数字だけ覚えておけば判断できます。
【実測】21万円台のRTX 5060 Ti機を20分回して分かったこと
他サイトの数字を並べるだけでは面白くないので、僕が実際にお借りして測った1台の話をします。株式会社BANDALさんからお借りした貸出機で、モデル名は「けんきコラボモデル Standard(BKM-B3)」。この構成、モンハンワイルズのスペック選びを考えるうえで教科書みたいな1台でした。
| 項目 | 測定機の構成 |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 7700(8コア/16スレッド) |
| GPU | GeForce RTX 5060 Ti(VRAM 8GB) |
| メモリ | DDR5 16GB(8GB×2) |
| ストレージ | SSD 500GB(PCIe Gen4) |
| CPUクーラー | 360mm簡易水冷 |
| 価格(税込) | 215,200円(2026年8月時点) |
太字にした3箇所を見てください。VRAM 8GB・メモリ16GB・SSD 500GB。この記事でずっと「ここが足りない」と書いてきた3つが、そのまま並んでいます。21万円台という価格を実現するために削られているのは、まさにこの3箇所でした。CPUと冷却は削られていません。安いゲーミングPCがどこを削っているのか、実物で確認できたのはいい経験でした。
3DMark Time Spy:14,732点
Time Spyは1440p相当の負荷をかけるテストで、ゲーミングPCの実力を見る定番指標です。総合14,732点(グラフィック15,668/CPU 11,013)。GPUクロックは平均2,701MHz、温度はGPU平均69℃で、電源やエアフローが足を引っ張ってスコアが落ちる現象は起きていませんでした(測定日:2026年8月23日/3DMark 2.32.8897)。

20分連続で回して、安定率99.1%
ここがモンハンには一番効く話です。単発のベンチは3分足らずで終わりますが、実際の狩りは1時間、2時間と続きます。「買った直後は速いのに、遊んでいるうちに重くなる」が起きないかは、単発スコアからは分かりません。
そこでSteel Nomadを20ループ連続、約20分回しました。結果はフレームレート安定性99.1%でPASS判定。20回まわして、いちばん速いループと遅いループの差が0.88%しかありませんでした。GPU温度は最大74.4℃、クロック低下はゼロです。

この安定性を支えていたのが、21万円台のPCに載っていた360mm簡易水冷です。モンハンのように1回のプレイが長いゲームでは、ピークのスコアより「落ちないこと」のほうが体感に直結します。BTOを比べるときは、GPUの型番だけでなく冷却の構成も見てください。

この機体でモンハンワイルズはどうなるか
正直に書くと、この機体でモンハンワイルズそのものは測っていません。なので断定はしませんが、ここまでの数字から言えることはあります。
- 1080pなら問題なく戦える…Time Spy 14,732点はRTX 5060 Tiとして妥当な範囲。前の章の早見表どおり1080p・高設定で60fps台は見込める
- 1440pに上げるとVRAM 8GBが効いてくる…Steel Nomadでは5,432MBに収まったが、モンハンワイルズはテクスチャの読み込み量が多い。ウルトラ設定や高解像度テクスチャパックを足すと厳しい
- メモリ16GBのままだと足りない…ゲーム単体で14〜17GB。ここは注文時に32GBへ
- SSD 500GBでは容量が持たない…本編75GB+アセンダンス+他のゲームを考えると1TB以上
つまり同じ21万円台を出すなら、GPUの型番を上げるより「16GB版のGPU・メモリ32GB・SSD 1TB」に配分し直すほうがモンハン向きだという結論になります。この実機を触ったからこそ、はっきり言えるようになった部分です。
予算別のおすすめ構成【2026年9月時点】

ここまでの条件(VRAM 16GB・メモリ32GB・SSD 1TB以上)を、実際に売られているモデルに当てはめます。価格は2026年9月時点のもので、セールやクーポンで変動します。購入前に必ず各社の公式サイトで確認してください。
〜15万円:正直、いま新規で買うならおすすめしません
MDLのRyzen 5 5500×RX 9060 XT 16GBが約142,800円(クーポン適用時)。VRAMは16GB確保できているので、1080p・中設定・フレーム生成ありなら十分遊べます。
ただしCPUのRyzen 5 5500は2022年発売の6コア。2027年のマスターランクまで見据えるなら、ここが先に苦しくなります。「とりあえず今すぐ狩りたい、拡張が出たら買い替える」と割り切れる人だけの選択肢です。予算を伸ばせるなら、もう1段上を強くすすめます。
16〜18万円:Ryzen 7 5700X × RTX 5060 Ti 16GB が現実解
MDLのRyzen 7 5700X×RTX 5060 Tiが約168,800円(クーポン適用時)。8コアCPUとVRAM 16GBが16万円台で揃うのは、2026年9月時点でかなり強い部類です。
1080p・高設定で60fps台が見込めるので、フルHDモニターで遊ぶならこれで十分。ただしメモリは16GB構成が多いので、注文時に32GBへ増やしてください。差額はだいたい1万円前後。この記事で唯一「必ずやってほしいカスタマイズ」がこれです。
23〜25万円:ここが本命ゾーン
迷ったらここです。候補は3つ。
| ショップ | CPU | GPU | メモリ / ストレージ | 価格(2026年9月時点) |
|---|---|---|---|---|
| MDL | Ryzen 7 9700X | RTX 5060 Ti | 16GB | 約227,800円(クーポン適用時) |
| MDL | Ryzen 7 7800X3D | RX 9060 XT 16GB | 16GB | 約235,800円(クーポン適用時) |
| パソコンSHOPアーク | Ryzen 7 | RX 9060 XT 16GB | 32GB / SSD 2TB | 約249,800円 |
このゲームに限って言うと、僕が推すのはアークのarkhive(アークハイブ)です。理由は1つで、メモリ32GBとSSD 2TBが最初から入っているから。前の章で書いたとおりモンハンワイルズはメモリを14〜17GB食うタイトルで、拡張が出れば容量もさらに増えます。他社で同じ構成にカスタマイズすると、結局この価格帯に着地します。
ゲーム中の平均fpsを1でも上げたいなら、MDLの7800X3D構成。3D V-CacheのおかげでCPU側がボトルネックになりにくく、モンスターと環境生物が入り乱れる場面で効いてきます。
28万円〜:1440p(WQHD)で高設定を狙う
MDLのRyzen 7 7800X3D×RTX 5070が約279,800円(クーポン適用時)。1440pで60fpsを超えてくるので、27インチのWQHDモニターと組み合わせるとモンハンの景色がはっきり変わります。
もう少し出せるなら、STORMのRyzen 7 9800X3D×RTX 5070 Ti(約379,800円)。ここまで来るとアセンダンスで要求が上がっても設定を落とさずに済む可能性が高いゾーンです。配信やゲーム実況の録画も同時にこなしたい人はこのあたりから。
おすすめBTOメーカー5社【2026年9月時点】
MDL|価格で選ぶならここ。全モデル1万円引きクーポンが常設

鹿児島の自社工場から直販しているコスパ特化ブランドです。決済画面で月替わりのクーポンコードを入れると、ゲーミングPC全モデルが一律1万円引きになるキャンペーンをほぼ常設で回しています。7800X3D搭載機を23万円台から狙えるのは、5社の中でMDLだけ。年中無休のLINE相談窓口があるので、初めての1台でも聞きながら選べます。
パソコンSHOPアーク|メモリ32GB・SSD 2TBが標準で入る

秋葉原の老舗パーツショップが母体で、自社ブランド「arkhive(アークハイブ)」を展開しています。同価格帯の他社が16GB / 1TBのところ、32GB / 2TBを標準で載せてくるのがこの店の強み。モンハンワイルズはメモリも容量も要求が大きいタイトルなので、後から買い足す手間が丸ごと省けます。毎日21時から翌朝6時まで自動割引になる「ナイトタイムSALE」という独自の仕組みもあります。
FRONTIER|セールが途切れない。メモリ32GB標準モデルが多い

とにかくセールの頻度が高く、期間限定の目玉構成を絶えず入れ替えてくるメーカーです。標準構成でメモリ32GBを積んでいるモデルが多いのは、モンハンワイルズを見据える人には素直に嬉しいポイント。「FREX∀R(フレクサー)」ブランドは3年センドバック保証と年1回の無料内部点検が付きます。モニター・キーボード込みのセットモデルもあるので、周辺機器から揃える人にも向いています。
サイコム|静音と冷却は別格。長時間の狩りに向く

CPUクーラーにNoctua製ファンを標準採用するなど、見た目より静音と冷却に振っているメーカーです。モンハンは1回のプレイが長くなりがちで、そうなるとファンの音は地味に効いてきます。「Premium Line」は3年無償保証。最大24回まで分割金利手数料が無料(サイコム負担)なのも、20万円超えの買い物では選択肢になります。
STORM|配線が見えない「魅せるPC」。入口は意外と低い

「幻界」「鏡界」シリーズは、マザーボードの裏側にケーブルを回す背面コネクタ仕様と270度ガラスのピラーレスケースが特徴。デスクに置いたときの満足度が違います。デザイン重視の高価格ブランドだと思われがちですが、Ryzen 7×RTX 5060のコスパモデルが17万9,800円からあり、入口は思ったより低い。ハイエンド帯では9800X3D×RTX 5080まで揃っています。
各社のセール開催状況と、送料・納期・保証といった「価格表に出てこないコスト」は別記事で横並びに比較しています。
PS5で遊ぶ選択肢は?9万7,980円になった今の考え方
「そもそもPCじゃなくてPS5でよくない?」という声にも、正面から答えます。ここは2026年に入って前提が変わった部分です。
2026年4月2日、PS5本体が値上げされました。ソニー公式の改定後価格は次のとおりです。
| モデル | 希望小売価格(税込・2026年4月2日改定) |
|---|---|
| PlayStation 5 | 97,980円 |
| PS5 デジタル・エディション | 89,980円 |
| PS5 デジタル・エディション 日本語専用 | 55,000円(据え置き) |
| PS5 Pro | 137,980円 |
通常版が約9.8万円、PS5 Proに至っては13.8万円。PS5 Proと、この記事で「現実解」として挙げた16万円台のゲーミングPCの差は、もう3万円を切っています。据え置き機が圧倒的に安かった時代の常識で判断すると、ここを見誤ります。
逆に言うと、55,000円のまま据え置かれている「日本語専用」モデルの割安さが際立っているのも事実です。予算を抑えたい人にとっては現実的な入口になります(対応内容は購入前に必ずPlayStation公式で確認してください)。
PS5・PS5 Proでのモンハンワイルズの動き方
本作にはPS5・PS5 Proともに3つの映像モードがあります。
- フレームレート優先…4K(アップスケーリング)/ 60fps。レイトレーシングは無効
- 解像度優先…レイトレーシング有効。PS5 Proではレンダリング解像度2160×1440 / 30fps
- バランス重視…レイトレーシング有効。120Hz出力をONにしている場合のみ40fps固定
PS5 Proの「PS5 Pro Enhanced」対応では、フレームレート優先時のレンダリング解像度が1920×1080 / 60fps。海外メディアのDigital Foundryは、水面などの反射を除けばフレームレート優先モードの画質は良好で、動作も安定していると評価しています。60fpsで安定して狩れる環境が、追加費用なしで最初から用意されているのはコンソールの強みです。
結局どっちを買うべきか
| 比較項目 | PS5(97,980円) | PS5 Pro(137,980円) | ゲーミングPC(16〜25万円) |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 安い | やや高い | 高い |
| 設定の手間 | 挿すだけ | 挿すだけ | 画質調整が必要 |
| フレームレートの上限 | 60fps | 60fps | モニター次第で100fps超 |
| 解像度の伸びしろ | 4Kアップスケール | 4Kアップスケール | ウルトラワイドも可 |
| ゲーム以外の用途 | なし | なし | 配信・動画編集・仕事 |
| アセンダンス対応 | 買い替え不要 | 買い替え不要 | スペック次第 |

僕の結論はこうです。遊ぶのがモンハンだけならPS5。他のPCゲーム・配信・動画編集・仕事も同じ1台でやるならゲーミングPC。「PS5は安いから」という理由だけで選ぶ時代は、2026年4月の値上げで終わりました。
「モンハンのために20万円は出せない。でも今すぐ狩りたい」という人は、素直にPS5でいいと思います。60fpsで安定して遊べる環境が、届いた日から追加の設定なしで手に入ります。
PS5 Proを選ぶ意味があるのは、レイトレーシングを有効にした「解像度優先」や「バランス重視」で遊びたい人です。フレームレート優先モードで60fpsを出すだけなら、通常のPS5でも十分に成立します。4万円の差額をどう見るかは、レイトレの映り込みにその価値を感じるかどうかで決まります。
ソフト側も追い風です。本編は2026年8月4日から新価格になり、スタンダードエディションが4,990円、ゴールドエディションが7,990円(ダウンロード版・PS5 / Xbox Series X|S / Steam共通)。アセンダンスの前提条件である本編クリアを済ませておくには、ちょうどいいタイミングです。
逆にPCを選ぶ理由は、狩り以外の時間にもあります。お借りした実機で動画編集ソフトを動かしてみましたが、ゲームをしていない時間もPCは仕事や配信の道具として動き続けます。20万円の使い道が「モンハン」だけなのか、それとも「モンハンと副業と仕事」なのか。ここが分かれ目です。

買う前に無料でできる動作チェック2つ
ここまで数字を並べておいてなんですが、いちばん確実なのは自分のPCで実際に動かしてみることです。しかも今は、それが無料でできます。
① 序盤体験版(2026年8月5日配信・無料)
PS5 / Xbox Series X|S / Steamで無料配信中です。プロローグからミッション「森へ」(Chapter 1-3)までを遊べて、セーブデータは製品版へ引き継げます(製品版のセーブデータがまだない状態で起動するのが条件)。オプション設定もそのまま引き継がれます。
PCで試すときに見るポイントは4つ。
- 製品版で使う予定の解像度に設定してから測る(フルHDで測って4Kで遊ぶのは意味がない)
- フレーム生成のオン・オフを両方試して、体感の差を確かめる
- 止まっているときではなく、移動中と戦闘中のカクつきを見る
- 初回起動直後はシェーダーの処理が走るので、2回目以降のプレイで判断する
② 公式ベンチマークツール(無料)
Steamで配布されている公式ツールです。数分でスコアが出るので、前の章の判定表と突き合わせてください。買い替えを検討している人は、今のPCのスコアをスクリーンショットで残しておくと、新しいPCが届いたときに「何倍になったか」がはっきり分かります。
今買う?アセンダンスまで待つ?
意見が割れるところなので、僕の考えをはっきり書いておきます。
今買っていい人
- アセンダンスの前提条件(★7「夢から覚めて」クリア)を今のうちに済ませておきたい
- モンハン以外にも遊びたいPCゲームがある
- 今のPCが古く、普段使いでも困っている
- 20万円台でVRAM 16GB・メモリ32GBを確保できる
待ったほうがいい人
- 目的がアセンダンスだけで、本編は既にクリア済み
- 40万円級のハイエンドを検討している
- まずPS5版で遊んでから判断したい
理由はシンプルです。アセンダンスは2027年発売予定で、月日はまだ出ていません。今買ったPCは、拡張が来るまで最低でも1年以上「他のゲーム用」として動くことになります。その1年で元が取れるならアリ、取れないなら待つ。判断基準はこれだけ。
特にハイエンド帯は待ちを推します。2027年には次世代GPUが登場している可能性が高く、同じ40万円でもう一段上の構成が組めるかもしれません。逆に20万円台のミドルクラスは、アセンダンスが出る頃でも「設定を調整すれば戦える」ラインに残る見込みなので、今買っても無駄になりにくいゾーンです。
それと見落とされがちなのが、本編を進めておく時間そのものが必要という点。アセンダンスは★7の任務クエストをクリアしていないと遊べません。発売日に買って当日から遊べる、というものではないんです。ここは早く動いた人が得をします。
よくある質問
- アセンダンスだけ買えば遊べますか?
遊べません。『モンスターハンターワイルズ』本編が必要で、さらに★7の任務クエスト「夢から覚めて」(Chapter 6-1)のクリアが条件です。本編は2026年8月4日から4,990円になっているので、今のうちに始めて進めておくのがおすすめです。
- 公式の推奨スペックを満たせば60fpsで遊べますか?
条件付きです。公式の推奨環境(RTX 2060 Super / RX 6600)は「1080p・中画質・フレーム生成使用で60fps」という前提。フレーム生成に頼らず素の60fpsを出したいなら、RTX 5060 Ti 16GBクラスから考えてください。
- VRAM 8GBのグラボではもう厳しいですか?
今すぐダメになるわけではありません。パッチでVRAM使用量が約25%削減されたので、1080p・高設定・高解像度テクスチャパック無効なら実用的に動きます。ただしウルトラ設定やテクスチャパックを入れると足りなくなり、スタッター(数秒ごとの引っかかり)が出ます。これから買うなら16GBを選んでください。
- ゲーミングノートPCでも遊べますか?
遊べます。ただし同じ「RTX 5060 Ti」でも、ノート向けは消費電力の枠が絞られていてデスクトップ版より性能が落ちます。長時間の狩りでは発熱で性能が下がることもあるので、冷却が強いモデルを選んでください。据え置きで使うなら、同じ予算ではデスクトップのほうが確実に速いです。
- 今のPCで動くか、買う前に確かめる方法はありますか?
2つあります。2026年8月5日から配信中の無料の序盤体験版と、Steamで配布されている公式ベンチマークツールです。ベンチマークのスコアが13,000以上なら快適、10,249以下ならスペックの見直しが必要という目安で判断できます。
まとめ:2027年まで戦える1台の条件
アセンダンスの発売は2027年、月日はまだ出ていません。逆に言えば、準備する時間は十分あります。本編を4,990円で買って★7まで進めながら、セールのタイミングでPCを押さえる。これが2026年9月時点でいちばん損の少ない動き方です。

正式なシステム要件がカプコンから発表されたら、この記事の予想スペック表は実数値に差し替えます。狩りの準備、一緒に進めましょう。