『Apex Legends』のPCスペックを調べると、まず公式の動作環境が出てきます。推奨GPU(グラフィックボード)はGeForce GTX 970。2014年のカードです。これを見て「うちのPCで足りるじゃん」と判断すると、たいてい後悔します。

公式の動作環境はサービス開始当時(2019年)の数字がほぼそのまま残っているもので、示しているのは「起動して遊べる」ラインです。いま多くの人が求めている「144fps・240fpsを安定して出す」環境とは、まったく別の話をしています。
この記事で分かること
- 公式の必要/推奨スペックと、現代の競技水準との差を1枚の表で比較
- Apexで見るべき数字は平均fpsではなく「1% Low fps」だという話
- 144fps安定と240fps張り付き、それぞれのパーツ構成と分岐点
- メモリの2枚差し(デュアルチャネル)で1% Lowが45.9%変わった実測データ
- ApexはDLSS・FSRが使えない。だから効く画質設定・起動オプション・モニター側の条件
- 予算別のおすすめ構成と、今すぐ買える実売モデル27構成(目標fps別に分類)
ブログ歴6年、BTO(カスタムPC通販)でゲーミングPCを買って毎日PCゲームを触っている僕が書いています。プロゲーマーでもエンジニアでもないので、「どこまで払うと、何が変わるのか」という財布寄りの目線でまとめました。

先に断っておくと、この記事のゴールは高いPCを勧めることではありません。Apexは重いゲームではないので、15万円前後でも144fpsは十分に狙えます。問題は、そこから240fpsへ行こうとしたときにお金をかける場所がガラッと変わることです。そこだけをはっきりさせます。
- 結論:Apexは「平均fps」ではなく「1% Low」で選ぶ
- まず前提|公式の動作環境は2019年のまま止まっている
- なぜ「1% Low fps」で選ぶのか|Apexは重くなる瞬間が決まっている
- 【144fps安定】フルHDで底割れさせないスペック
- 【240fps張り付き】ボトルネックはGPUからCPUへ移る
- 【実測】21万円台のRTX 5060 Ti機を20分回して分かったこと
- ApexはDLSSもFSRも使えない。だから「設定で殴る」しかない
- モニターが合っていないと、PCの性能は全部むだになる
- 【予算別】Apex Legends向けおすすめ構成【2026年9月時点】
- 【一覧】Apexが快適に動く実売モデル27構成【2026年9月時点】
- おすすめBTOメーカー5社【2026年9月時点】
- PS5版とPC版|240fpsを狙えるのはPCだけ
- よくある質問
- まとめ:Apexのスペックは「1% Lowをどこで買うか」で決まる
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結論:Apexは「平均fps」ではなく「1% Low」で選ぶ
時間がない方のために、先に結論を置きます。
もうひとつ、この記事全体に効いてくる前提があります。ApexはDLSSにもFSRにも対応していません。最近のタイトルなら「重かったらアップスケーラーで逃げる」ができますが、Apexにその逃げ道はありません。素の性能と、設定の削り方で勝負することになります。
理屈より先にモデルを見たい方は、実売モデル27構成の一覧まで飛んでもらって構いません。「144fps安定」「240fps射程」「240fps張り付き」の3段階で並べ直してあります。
まず前提|公式の動作環境は2019年のまま止まっている

Electronic Arts(EA)が公開しているPC版の動作環境は、サービス開始当初のハードウェア事情を色濃く残しています。アップデートで描画されるものは増えているのに、要件表だけが当時のまま置いてある状態です。
そこで、公式の2段階に「現代の競技基準」という3列目を当サイトで足して並べます。3列目は公式発表ではなく、144〜240fpsを実際に維持している環境から逆算した数字です。
| 項目 | 公式・必要動作環境 | 公式・推奨動作環境 | 現代の競技基準(当サイト) |
|---|---|---|---|
| OS | Windows 10 64-bit | Windows 10 64-bit | Windows 10 / 11 64-bit |
| CPU | Core i3-6300 / FX-4350 | Core i5-3570K / Ryzen 5 | Core i5-13400以上 / Ryzen 7 5700X以上 |
| GPU | GTX 950 / Radeon HD 7790 | GTX 970 / Radeon R9 290 | RTX 4060 / RTX 5060以上 |
| VRAM(グラフィックメモリ) | 2GB | 8GB | 8GB〜12GB |
| メインメモリ | 6GB | 8GB | 16GB〜32GB(2枚差し必須) |
| ストレージ | 75GB以上の空き | 75GB以上の空き | NVMe M.2 SSD 1TB以上 |
| 想定している画質 | 720p / 30fps | 1080p / 60fps | 1080p〜1440p / 144〜240fps |
いちばん見てほしいのはいちばん下の行です。公式の推奨が想定しているのは「1080p(フルHD)で60fps」。この記事を読んでいる人が欲しいのは、たぶんその2倍から4倍の数字です。同じ表を見ているのに、話しているゴールが違うということになります。
なぜ「1% Low fps」で選ぶのか|Apexは重くなる瞬間が決まっている
ベンチマークの記事を見ると、たいてい平均fps(Avg)が大きく出ています。ただ、Apexで実際に手が引っかかるのは平均が落ちたときではありません。特定の一瞬だけ、ガクッと落ちるときです。
この「一瞬の落ち込み」を数字にしたのが1% Low fps(下位1%のフレームレート)です。計測時間のうち、いちばん重かった1%の区間で何fps出ていたかを示します。
Apexで負荷が跳ねる場面はハッキリしている

このゲームの負荷スパイクは、だいたい原因が特定できます。
- 最終リング付近の乱戦(複数部隊が狭いエリアに密集する)
- バンガロールのスモーク(半透明の描画が画面を覆う)
- ジブラルタル・バンガロールの空爆アルティメット
- テルミットグレネードの炎上パーティクル
並べてみると分かりますが、全部「撃ち合いの真っ最中」に起きるものです。ロビーや降下直後にどれだけ数字が出ていても意味がなく、この4つが重なった瞬間に何fps残っているかで勝敗が変わります。
平均200fps出ていても、1% Lowが100fpsを割ることがある
厄介なのは、平均fpsと1% Lowが必ずしも連動しないことです。ハードウェア側にひとつでも制約があると、平均が200fpsを超えている環境でも1% Lowが100fpsを割り込むことがあります。体感としては「たまに画面が引っかかる」「エイムが置いていかれる」という形で出てきます。
そして、この落ち込みを作る原因はGPUよりもCPUとメモリ側にあることが多いです。ここがApexのPC選びが他のタイトルと違うところで、記事の後半で何度も出てきます。

「最終安置でだけカクつく」という相談、けっこう聞きます。あれはPCが壊れかけているわけでも、回線のせいでもないことが多いです。いちばん重い場面を通すための余力が足りていないだけなので、直せます。
【144fps安定】フルHDで底割れさせないスペック
まずは現実的なライン、フルHDで乱戦でも144fpsを割らない構成から見ていきます。最新世代のミドルレンジで組めば十分に届きます。
| パーツ | 144fps安定の推奨仕様(フルHD) | なぜこのラインなのか |
|---|---|---|
| GPU | RTX 4060 8GB / RTX 5060 8GB / RX 9060 | 競技向けの低設定で常時180〜220fps前後の余力。乱戦で落ちても144fpsを割りにくい |
| CPU | Ryzen 7 5700X / Ryzen 5 7600 / Core i5-13400・14400 | 6〜8コアあれば、密集戦の描画命令(ドローコール)が詰まらない |
| メモリ | 16GB(8GB×2)DDR4-3200 または DDR5-4800以上 | 容量より2枚差しが本体。1枚差しは転送帯域が半分になる |
| ストレージ | 500GB〜1TB NVMe M.2 SSD | アセットとシェーダーの読み込み待ちによる引っかかりを防ぐ |
| 電源 | 550W〜650W(80PLUS BRONZE以上) | ピーク時250〜300W前後に対して余裕を持たせる |
GPUはRTX 4060 / RTX 5060クラスが基準になる

RTX 4060とRTX 5060は、フルHDの低設定なら平均200fps以上を維持できるクラスです。144fpsに対して50fps以上の「のりしろ」があるので、エフェクトが重なった瞬間に落ちても144を下回りにくくなります。
ここでWQHD(2560×1440)に上げると話が変わります。描画するピクセル数が約1.77倍に増えるので、RTX 4060 Ti / RTX 5060 Ti以上へ一段上げるのが素直です。「フルHDで144fps出ているから、WQHDでも大丈夫だろう」は成立しません。
CPUは6コア12スレッド以上。ここをケチると乱戦で効いてくる
Ryzen 7 5700X、Ryzen 5 7600、Core i5-13400あたりが基準です。Discordの通話をつなぎっぱなし、ブラウザも開いたままという現実的な使い方をしても、ゲーム側の描画命令が滞らないだけの実効性能があります。
逆に、Ryzen 5 5500のような一世代前のエントリーCPUだと、GPUを積んでも1% Lowが伸び切りません。144fpsまでなら足りますが、240fpsの話をした瞬間に足を引っ張るのがこのクラスです。
【要注意】メモリは容量より「2枚差し」。1% Lowが45.9%変わる
この価格帯でいちばん見落とされているのがメモリの挿し方です。同じ16GBでも、16GB×1枚(シングルチャネル)と8GB×2枚(デュアルチャネル)はまるで別物になります。1枚差しはデータ転送の帯域が半分になり、CPUの性能を出し切れません。
DDR4環境での検証で、1枚差しから2枚差しへ変更した結果が公表されています。
| メモリの構成 | 平均fps | 1% Low fps |
|---|---|---|
| シングルチャネル(16GB×1) | 212fps | 124fps |
| デュアルチャネル(16GB×2) | 257fps(約21%向上) | 181fps(約45.9%向上) |
平均が21%伸びたのも大きいですが、注目すべきは1% Lowが45.9%も跳ね上がっていることです。つまりメモリの挿し方は、「いちばんカクつく瞬間」を直接改善します。GPUを1ランク上げるより効く場面がある、と言っても大げさではありません。
【240fps張り付き】ボトルネックはGPUからCPUへ移る

ここからが、この記事でいちばん伝えたいところです。240Hzのモニターを使い切る=どんな乱戦でも240fpsを割らない状態を目指すと、パーツ選びの考え方が根本から変わります。
| パーツ | フルHD 240fps安定 | WQHD 240fps安定 | 設計の意図 |
|---|---|---|---|
| CPU | Ryzen 7 7800X3D / 9800X3D | Ryzen 7 7800X3D / 9800X3D | 積層L3キャッシュでメモリ待ちを減らし、1% Lowを底上げする |
| GPU | RTX 4070 / RTX 5060 Ti / RX 9060 XT | RTX 4070 Ti SUPER / RTX 5070 / 5070 Ti | フルHDはGPU側を余裕化、WQHDは増えるピクセル負荷に対応 |
| メモリ | 32GB(16GB×2)DDR5-5600〜6000 | 32GB(16GB×2)DDR5-5600〜6000 | フレームタイムの揺らぎを抑え、配信やDiscordの負荷も吸収 |
| SSD | 1TB〜2TB NVMe(PCIe Gen4) | 1TB〜2TB NVMe(PCIe Gen4) | 転送5,000MB/s以上。マップ展開の読み込み待ちを潰す |
| 電源 | 750W〜850W(80PLUS GOLD) | 850W〜1000W(GOLD) | 瞬間的な電力スパイクへの耐性を確保する |
| 冷却 | 大型空冷 または 240mm水冷 | 240〜360mm簡易水冷 | 熱による性能低下を避け、最大クロックを維持し続ける |
フルHDの低設定では、GPU使用率が60〜70%で頭打ちになる
不思議に思うかもしれませんが、フルHD・競技向けの低設定でApexを動かすと、GPUは全力で働きません。使用率が60〜70%あたりで止まります。
画質を下げたぶんGPUの仕事が減り、代わりにCPUが描画命令をどれだけ速く出せるかが上限を決めているからです。これを「CPU律速」と呼びます。この状態でGPUだけを上のクラスに替えても、フレームレートはほとんど動きません。
解像度を上げていくと、この関係は段階的に変わります。WQHDでCPUとGPUの負荷が拮抗し、4K(2160p)や高画質設定にすると完全にGPU律速へ移ります。つまり「どのパーツにお金をかけるべきか」は、遊ぶ解像度と画質で変わるということです。
3D V-Cache(X3D)が効くのは、まさにこういうタイトル
フルHDで240fpsの底割れを防ぐ決定打が、AMDの3D V-Cache技術を積んだRyzen 7 7800X3D / 9800X3Dです。合計96MBに達する大容量のL3キャッシュを持っていて、CPUがメインメモリまでデータを取りに行く待ち時間を大きく減らします。
効き方が分かりやすいのは、やはり1% Lowです。一般的な構成ではエフェクトが密集した瞬間に150〜170fpsまで落ちるような場面でも、X3D搭載機なら1% Lowを220〜255fps付近に踏みとどまらせられるとされています。平均値ではなく、いちばん苦しい瞬間の底が上がるのがこのCPUの価値です。
WQHDで240fpsを狙うなら、GPUも一緒に上げる
フルHDならRTX 4070 / RTX 5060 Tiクラスで平均250〜290fpsに届き、十分な余裕が生まれます。一方、WQHDで240fps張り付きとなると描画ピクセル数が約368万に達するので、RTX 4070 Ti SUPER / RTX 5070 / RTX 5070 Tiクラスが必要になります。
参考までに、Ryzen 7 7800X3D+RTX 4070 Ti SUPERという組み合わせの1440p競技設定では、平均327fps・1% Lowでも270fpsという計測が公開されています。ここまで来ると、乱戦でも240Hzモニターを使い切れる状態です。

ここ、予算配分をまちがえやすいところです。30万円あるからGPUを最上位にするという買い方をすると、Apexでは1% Lowが伸びません。X3DのCPUを先に確保して、余ったぶんをGPUに回す。順番が逆なんです。
【実測】21万円台のRTX 5060 Ti機を20分回して分かったこと

ここまで数字ばかり並べてきたので、実物の話をします。当サイトで実測したのはBANDAL GAMINGの「けんきコラボモデル Standard(BKM-B3)」。元プロFPSプレイヤーであるけんきさんとのコラボ機で、税込215,200円です。
| 項目 | 実測機の構成 |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 7700(8コア16スレッド) |
| GPU | GeForce RTX 5060 Ti 8GB |
| メモリ | DDR5 16GB(8GB×2=デュアルチャネル) |
| ストレージ | NVMe SSD 500GB |
| 冷却 | 360mm簡易水冷 |
| 価格 | 215,200円(税込・2026年8月時点) |
3DMark:Time Spy 14,732/Steel Nomad 3,506

Apexの公式推奨に載っているGTX 970のTime Spyスコアは、おおよそ4,000点台前半です。この機体は14,732点なので3倍以上。公式推奨がいかに古い基準かが、スコアでもはっきり出ます。
この性能帯は、外部計測でいうところの「フルHDの競技設定で平均250〜290fps、WQHDでも240fpsが射程に入る」クラスに当たります。144fps安定なら余裕を持って、240fpsなら設定次第、という位置づけです。
20分ぶっ通しで回して、安定率99.1%・GPU最高74.4℃

Apexはランクマッチを回し始めると平気で2〜3時間が飛ぶゲームです。だからこそ、熱で性能が落ちないかどうかは無視できません。20分のストレステストの結果は安定率99.1%・GPU最高74.4℃・クロック低下なしでした。

360mmの簡易水冷が効いているのは間違いありません。1試合目と5試合目でフレームレートが変わらない——競技系タイトルで冷却にお金を払う意味は、そこにあります。空冷でも組めますが、この帯なら240mm以上の水冷は選択肢に入れる価値があります。
Apexなら「VRAM 8GB」はほとんど問題にならない

この実測機の弱点は、はっきりしています。VRAM 8GB・メモリ16GB・SSD 500GB。当サイトの『FF7リバース』『Forza Horizon 6』の記事では、この3つを理由に「もう一段上を選んだほうがいい」と書きました。
ところがApexに限っては、評価が変わります。理由は3つです。
- VRAM 8GB:競技設定はテクスチャを落として遊ぶので、そもそも消費が少ない。実測でもVRAM使用は最大5,432MBどまりだった
- メモリ16GB:容量としては最低限だが、この機体は8GB×2の2枚差し。この記事でいちばん強調した条件をクリアしている
- SSD 500GB:Apexの必要容量は75GB。Apex専用機なら足りる(ただし他タイトルも入れるなら1TB)
つまり、重量級のシングルプレイ向けに「削られている」構成でも、競技系FPS用途では弱点になりにくいということです。同じPCでも、遊ぶタイトルで評価が反転します。この機体をApex用として見るなら、気にすべきは容量ではなくCPUがX3Dではないことのほうです。
ApexはDLSSもFSRも使えない。だから「設定で殴る」しかない

Apexのゲームエンジンは改良版のSource Engineで、DLSSやFSRといったアップスケーリング機能にネイティブ対応していません。最近のタイトルなら「フレーム生成をオンにして底上げ」ができますが、Apexにその手は使えません。
そのぶん、ゲーム内設定の効き目が大きく出ます。視認性を落とさずGPU負荷だけを削るのが基本方針です。
| 設定項目 | 推奨値 | 理由・効果 |
|---|---|---|
| 画面モード | フルスクリーン | OS側の画面合成をはさまないので入力遅延が減る |
| 解像度 | 1920×1080(ネイティブ) | 拡大によるボケを避け、索敵精度とGPU負荷のバランスを取る |
| 視野角(FOV) | 100〜110 | 周辺視野が広がる。描画負荷は少し増えるが索敵で有利 |
| 垂直同期(V-Sync) | 無効 | 入力遅延が大きく増えるのでゲーム内では必ず切る |
| NVIDIA Reflex | 有効+Boost | GPU使用率が高い場面での入力遅延を削減する |
| 解像度適応の目標fps | 0(無効) | 1以上だと動的解像度が働き、遠距離が強制的にぼやける |
| アンチエイリアス | なし(またはTSAA) | 「なし」だと遠距離の輪郭がシャープになり視認性が上がる |
| テクスチャストリーミング | 低(2〜3GB)〜搭載VRAM以下 | VRAMを超えると退避が起きて深刻なカクつきになる |
| 影・シャドウ関連 | すべて低/無効 | サンシャドウ等の無効化でGPU負荷が15〜28%減る |
| エフェクト・モデル詳細 | 低 | テルミットや空爆のパーティクル負荷を抑え、瞬間的な落ち込みを緩和 |
| アンビエントオクルージョン | 無効 | 暗部の不自然な影が消え、建物内の敵が見やすくなる |
いちばん効くのは影。次にエフェクト
効果の大きさで言えば、影関連を全部切るだけでGPU負荷が15〜28%減ります。しかも影を消すと暗がりの敵が見やすくなるので、画質を犠牲にして性能を買う、という話ですらありません。競技勢が真っ先に切るのは、これが理由です。
もうひとつ、地味に大事なのが「解像度適応の目標fps」を0にすることです。ここに数字が入っていると、フレームレートを保つためにゲーム側が勝手に解像度を落とします。撃ち合いの最中にだけ画面がぼやけるという、いちばん困る挙動になるので必ず0にしてください。
起動オプション:144Hz環境と240Hz環境で書き分ける
SteamまたはEA appの起動オプションに引数を入れると、エンジン側のフレームレート制御を指定できます。既定のままだと144fpsあたりで頭打ちになることがあるので、自分のモニターに合わせて明示するのが定石です。
| 環境 | 入力する起動オプション |
|---|---|
| 144Hzモニター | -novid +fps_max 144 +m_rawinput 1 |
| 240Hzモニター | -novid +fps_max 240 +m_rawinput 1 +lobby_fps_max 60 |
-novid:起動時のロゴムービーを飛ばす+fps_max:フレームレートの上限。モニターのリフレッシュレートに合わせる+m_rawinput 1:マウス入力をOSの加工なしで受け取る+lobby_fps_max 60:ロビー画面だけ60fpsに抑えて、無駄な発熱を減らす
+fps_max 0で完全無制限にもできますが、おすすめしません。上限付近での余計な発熱とフレームタイムの揺らぎを招くので、モニターの上限に合わせて固定するほうが体感は安定します。
G-SYNC環境なら、上限を「モニターより3〜4fps低く」する
可変リフレッシュレート(G-SYNC / FreeSync)に対応したモニターを使っている場合は、設定の組み合わせにコツがあります。
モニターが合っていないと、PCの性能は全部むだになる

PC本体が240fpsを出していても、映しているモニターが60Hzなら意味がありません。当たり前の話に聞こえますが、「モニターは合っているのに設定が間違っていて出ていない」ケースがかなり多いです。
| 項目 | 144fps環境の推奨 | 240fps環境の推奨 |
|---|---|---|
| リフレッシュレート | 144Hz〜180Hz | 240Hz(用途によっては360Hz) |
| パネル方式 | Fast IPS | Fast TN / Fast IPS / OLED |
| 応答速度 | 1ms(GtG)以下 | 0.5ms〜0.03ms(GtG) |
| 接続規格 | DisplayPort 1.2 / HDMI 2.0以上 | DisplayPort 1.4以上(DSC対応が望ましい) |
| 可変リフレッシュレート | G-SYNC Compatible / FreeSync | G-SYNC Compatible / FreeSync Premium |
HDMIでつなぐと144Hz止まりになることがある
見落とされやすいのが接続ケーブルです。モニター側の仕様で、HDMI接続時だけ120Hzや144Hzに制限されている製品が珍しくありません。240Hzのネイティブ表示と可変リフレッシュレートを確実に動かすなら、DisplayPort 1.4以上のケーブルでグラフィックボードと直結するのが基本です。
「240Hzのモニターを買ったのに何か違う」という場合、まず疑うのはここです。ケーブル1本で上限が変わります。
Windowsの既定値は60Hz。手動で上げないと出ない
もうひとつ、接続したあとに必ずやることがあります。Windowsの「ディスプレイの詳細設定」でリフレッシュレートを手動で最高値に変更することです。
初期状態では60Hzのままになっていることがあり、この状態だとゲーム内で何fps出ていても画面には60コマしか映りません。240Hzモニターを買った初日にやるべき作業は、実質これ1つです。

ここまで読んで気づいた方もいると思いますが、設定・ケーブル・Windowsの3つは0円で直せます。PCを買い替える前に、まずこの3つを見てください。それでも足りないなら、次のパーツの話に進めばいいです。
【予算別】Apex Legends向けおすすめ構成【2026年9月時点】
ここまでの話を予算に落とし込みます。共通の前提はメモリ16GB以上の2枚差し・NVMe SSDです。
13〜18万円:フルHD 144fps安定。ここが最もコスパが良い
Ryzen 7 5700XまたはCore i5クラス+RTX 4060 / RTX 5060。Apexの費用対効果はこの帯が頂点です。フルHDの競技設定で144fpsのラインを割らずに遊べます。
この帯で気をつけるのはメモリの挿し方だけ。16GB×1枚の構成を選ばないこと、これに尽きます。
20〜26万円:フルHD 240fps射程/WQHD 144fps兼用
Ryzen 7 5700X〜9700Xクラス+RTX 5060 Ti / RTX 4070。当サイトの実測機(215,200円)もこの帯です。フルHDで240fpsが見えてきて、WQHDに上げても144fpsを維持できるゾーンになります。
ただし「240fps張り付き」まではもう一歩です。乱戦での底を上げたいなら、次の帯でX3Dを取りに行くことになります。
28〜45万円:240fps張り付き(競技仕様)
Ryzen 7 7800X3D / 9800X3D+RTX 5070 / 5070 Ti+メモリ32GB。予算をGPUだけに寄せないことが、この帯の唯一にして最大のコツです。
ハイエンドGPUを積んでも、CPUのキャッシュ容量が足りなければ激戦時の1% Lowは落ちます。まずX3D搭載CPUを軸に決めて、残った予算でGPUを選ぶ。この順番が、乱戦でのフレーム落ちを防ぐいちばん確実な方法です。
【一覧】Apexが快適に動く実売モデル27構成【2026年9月時点】

実際に今買えるモデルを並べます。この一覧は価格順でもGPU順でもなく、「どの目標fpsまで届くか」で3つに分けてあります。価格のセルはすべて販売ページに飛びます。
①フルHD 144fps安定(9構成)|12万円台〜
フルHDの競技設定で144fpsを維持する帯です。Apexを遊ぶ目的だけなら、多くの人はここで十分です。
| 店 | CPU | GPU | メモリ/ストレージ | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| MDL | Ryzen 5 5500 | RTX 3050 ※1080p向け | – | 約122,800円(クーポン適用時) |
| MDL | Ryzen 5 5500 | RX 9060 XT 16GB | – | 約142,800円(クーポン適用時) |
| MDL | Ryzen 5 5500 | RTX 5060 | – | 約146,800円(クーポン適用時) |
| MDL | Ryzen 7 5700X | RTX 5060 | 16GB | 約154,800円(クーポン適用時) |
| MDL | Ryzen 7 5700X | RX 9060 XT 16GB | 16GB | 約164,800円(クーポン適用時) |
| MDL | Ryzen 7 5700X | RTX 5060 Ti ※容量要確認 | 16GB | 約168,800円(クーポン適用時) |
| サイコム | Ryzen 7 5700X | RX 9060 8GB | 16GB DDR4 | 約176,190円〜 |
| STORM | Ryzen 7 | RTX 5060 | – | 約179,800円〜(コスパモデル) |
| FRONTIER | Ryzen 7 5700X | RTX 5060 | 32GB DDR4 | 約199,800円 |
太字にしたMDLのRyzen 7 5700X × RTX 5060(約154,800円)が、この記事の「144fps安定推奨仕様」とほぼそのまま一致する構成です。競技設定なら余力を持って144fpsを維持できます。
1行目のRTX 3050だけは事情が違います。低設定なら遊べますが、144fps張り付きには届きにくいクラスです。「まずApexを始めたい」という入口としては成立します。
②フルHD 240fps射程・WQHD 144fps(13構成)|22万円台〜
CPUが現行世代に上がり、GPUもRTX 5060 Ti / RTX 5070クラスに入る帯です。ここからX3D搭載機が登場します。
| 店 | CPU | GPU | メモリ/ストレージ | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| サイコム | Core Ultra 5 225F | RTX 5060 8GB | 16GB / 1TB | 約226,840円〜 |
| MDL | Ryzen 7 9700X | RTX 5060 Ti ※容量要確認 | 16GB | 約227,800円(クーポン適用時) |
| MDL | Ryzen 7 7800X3D | RX 9060 XT 16GB | 16GB | 約235,800円(クーポン適用時) |
| アーク | Ryzen 7 | RX 9060 XT 16GB | 32GB / 2TB | 約249,800円 |
| FRONTIER | Ryzen 7 5700X | RX 9060 XT ※容量要確認 | 32GB DDR4 / 1TB | 約269,800円 |
| MDL | Ryzen 7 7800X3D | RTX 5070 12GB | 16GB | 約279,800円(クーポン適用時) |
| STORM | Ryzen 7 9700X | RX 9060 XT 16GB | 32GB / 650W | 約319,800円(即納モデル) |
| STORM | Ryzen 7 9700X | RTX 5070 12GB | 16GB / 850W Gold | 約339,900円 |
| MDL | Ryzen 7 9800X3D | RTX 5070 12GB | 配信者向けセット | 約342,800円(クーポン適用時) |
| サイコム | Ryzen 7 9700X | RTX 5070 12GB | 32GB / Gen5 SSD | 約360,240円〜 |
| STORM | Ryzen 7 9700X | RTX 5070 12GB(ホワイト) | 32GB / 850W Gold | 約399,800円 |
| FRONTIER | Ryzen 7 9700X | RTX 5070 12GB | 32GB / 850W PLATINUM | 約409,800円 |
| FRONTIER | Ryzen 7 9700X | RTX 5070 12GB | モニター・周辺機器フルセット | 約479,800円 |
太字の3台がX3D搭載機です。この一覧でいちばん安いX3D機が、MDLのRyzen 7 7800X3D × RX 9060 XT 16GB(約235,800円)。この価格でX3Dに手が届くのは、Apex目線ではかなり効率がいい買い方です。
面白いのは、同じ帯の非X3D機(約319,800円のSTORM、約360,240円のサイコム)より8万円以上安いことです。1% Lowを底上げしたいという目的に限れば、価格が高いほうが有利とはかぎりません。
最後の1台(約479,800円)はモニターと周辺機器のフルセットです。ここまで見てきたとおりApexはモニター側の条件も厳しいので、これから環境ごと作る人には検討する価値があります。
③240fps張り付き狙い(5構成)|37万円台〜
WQHDでも240fpsを割らせない、競技仕様の帯です。CPUがX3Dで、GPUがRTX 5070 Ti / RX 9070 XT以上という条件を満たすのは、27台のうち以下の5台でした。
| 店 | CPU | GPU | メモリ/ストレージ | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| STORM | Ryzen 7 9800X3D | RTX 5070 Ti | 32GB / 850W Gold | 約379,800円 |
| FRONTIER | Ryzen 7 9800X3D | RX 9070 XT | 32GB / 1TB Gen4 | 約429,800円 |
| FRONTIER | Ryzen 7 9800X3D | RX 9070 XT | 32GB / 2TB Gen4 | 約454,800円 |
| STORM | Ryzen 7 9800X3D | RTX 5080 16GB | 32GB / 1200W Gold | 約539,800円 |
| サイコム | Ryzen 9 9900X ※X3Dではない | RTX 5080(水冷) | 64GB / 2TB Gen5 | 約602,280円〜 |
最後の1台だけ注記を付けました。Ryzen 9 9900XはX3Dではありません。コア数は多く総合性能は高いのですが、この記事の主張(Apexの1% LowはL3キャッシュで決まる)に照らすと、60万円を出してもApex単体では9800X3D機に競り負ける可能性があります。動画編集など他の用途と兼ねるなら話は別です。
迷ったら、この3台から選べば外しません
| 目的 | モデル | 価格 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 144fpsを安く安定させる | MDL Ryzen 7 5700X × RTX 5060 | 約154,800円 | この記事の推奨仕様とほぼ同じ構成。メモリは2枚差しを確認 |
| 240fpsに手を伸ばす最安 | MDL Ryzen 7 7800X3D × RX 9060 XT 16GB | 約235,800円 | 27台でいちばん安いX3D機。1% Lowの底上げ狙いならここ |
| 張り付きを本気で狙う | STORM Ryzen 7 9800X3D × RTX 5070 Ti | 約379,800円 | 9800X3D+32GB+850W Gold。WQHD 240fpsまで見える |

僕なら真ん中を選びます。23万円台でX3Dが載るという一点だけで、Apexにとってはかなり強い買い物です。GPUがRadeonなのも、DLSSが使えないApexならほとんど不利になりません(NVIDIA Reflexの代わりにRadeon Anti-Lagを使う形になります)。
掲載している価格とURLは2026年9月時点のものです。BTOの価格は週単位で動くので、最終的な金額は必ず販売ページで確認してください。次の章では、この5社をどう選び分けるかを整理します。
おすすめBTOメーカー5社【2026年9月時点】
MDL|価格で選ぶならここ。全モデル1万円引きクーポンが常設

鹿児島の自社工場から直販しているコスパ特化ブランドです。決済画面で月替わりのクーポンコードを入れると、ゲーミングPC全モデルが一律1万円引きになるキャンペーンをほぼ常設で回しています。Apex目線でいちばん大きいのは、X3D搭載機を23万円台から狙えるのが5社の中でMDLだけという点。年中無休のLINE相談窓口があるので、メモリが2枚差しかどうかを聞くこともできます。
STORM|配線が見えない「魅せるPC」。240fps帯の主力

「幻界」「鏡界」シリーズは、マザーボードの裏側にケーブルを回す背面コネクタ仕様と270度ガラスのピラーレスケースが特徴です。今回の27構成では240fps張り付き帯(9800X3D機)を2台送り込んでいるのがこの店。デザイン重視のブランドだと思われがちですが、Ryzen 7 × RTX 5060のコスパモデルが17万9,800円からあり、入口は思ったより低いです。即納モデルは最短当日出荷です。
FRONTIER|セールが途切れない。モニター込みのセットもある

セールの頻度が高く、期間限定の目玉構成を絶えず入れ替えてくるメーカーです。標準構成でメモリ32GBを積んでいるモデルが多いのが、240fpsを狙う構成と噛み合います。「FREX∀R(フレクサー)」ブランドは3年センドバック保証に加えて年1回の無料内部点検付き。モニター・キーボード込みのセットモデルがあるので、高リフレッシュレート環境をこれから作る人にも向いています。
パソコンSHOPアーク|メモリ32GB・SSD 2TBが標準で入る

秋葉原の老舗パーツショップが母体で、自社ブランド「arkhive(アークハイブ)」を展開しています。同価格帯の他社が16GB / 1TBのところ、32GB / 2TBを標準で載せてくるのがこの店の強み。配信やDiscordを同時に動かす前提なら、メモリ32GBは効いてきます。毎日21時から翌朝6時まで自動割引になる「ナイトタイムSALE」もあります。
サイコム|静音と冷却は別格。長時間のランク回しに向く

CPUクーラーにNoctua製ファンを標準採用するなど、見た目より静音と冷却に振っているメーカーです。Apexは「あと1試合」を繰り返して平気で3時間が飛ぶので、ファンの音と熱だれは地味に効いてきます。ボイスチャットをしながら遊ぶ人にとって、静音性は快適さに直結します。「Premium Line」は3年無償保証。最大24回まで分割金利手数料が無料です。
各社のセール開催状況と、送料・納期・保証といった「価格表に出てこないコスト」は別記事で横並びに比較しています。
PS5版とPC版|240fpsを狙えるのはPCだけ
Apexは基本プレイ無料です。ソフト代がかからないぶん、ハード側に予算を回せるのがこのタイトルの特徴で、「PC本体+モニター」で組む前提で考えやすくなります。
| 項目 | PC版 | PS5版 |
|---|---|---|
| フレームレートの上限 | 240fps以上も狙える | 最大120fps(120Hz出力対応時) |
| 設定の自由度 | 影・エフェクト等を細かく調整できる | 調整の幅は限られる |
| 入力デバイス | マウス&キーボード/コントローラー | コントローラー中心 |
| 初期費用 | 13万円〜(モニター別) | 97,980円(本体・2026年4月改定価格) |
| 入力遅延の詰めやすさ | Reflex・起動オプション等で追い込める | 本体側の仕様に依存する |
結論はシンプルで、144fpsを超える環境が欲しいならPC一択です。逆に「友達とワイワイ遊べればいい」ならPS5でも十分に楽しめます。ここは競技志向かどうかで割り切っていい部分です。
なお対応状況はアップデートで変わります。購入前に公式の最新情報を確認してください。PS5とゲーミングPCのコスト比較は、別記事で細かく計算しています。
PCでもコントローラーで遊びたい人へ
PC版Apexはコントローラーにも対応しています。PS5から移ってきた人なら、手に馴染んだDualSenseをそのままPCへつなぐのがいちばん早いです。接続方法と対応タイトルは別記事にまとめてあります。
よくある質問
- Q. GTX 1650やGTX 1060でもApexは遊べますか?
遊べます。公式の推奨がGTX 970で、GTX 1650はほぼ同等クラス、GTX 1060はそれより上に位置します。ただし公式推奨が想定しているのは1080pで60fps前後です。144Hzのモニターを買っても性能を活かしきれないので、高フレームレートを目指すならRTX 4060 / RTX 5060クラスへの買い替えが現実的です。
- Q. 144fpsと240fps、体感でそんなに違いますか?
60fpsから144fpsほどの劇的な変化はありません。ただ、Apexのようにスライディングや近接戦で画面が高速に動くタイトルでは、追いエイムの安定感と入力の返りに差が出ます。予算が限られているなら、240fpsのPCより「144fpsを割り込まないPC+144Hzモニター」のほうが満足度は高いと思います。
- Q. メモリは16GBで足りますか?32GB必要ですか?
Apexを遊ぶだけなら16GBで足ります。ただし必ず8GB×2の2枚差しにしてください。容量より挿し方のほうが影響が大きく、1枚差しだと1% Lowが4割以上落ちる実測が出ています。OBSで配信する、ブラウザを何十タブも開く、という使い方をするなら32GBを検討してください。
- Q. SSDは500GBでも大丈夫ですか?
Apexの必要容量は75GB以上なので、Apex専用機なら500GBでも成立します。当サイトの実測機も500GBです。ただし最近のタイトルは1本で100GBを超えるものが多く、2〜3本入れると一気に埋まります。他のゲームも遊ぶ予定があるなら1TBを選んでください。
- Q. Ryzen 7 5700XとRyzen 7 7800X3D、どちらを買うべきですか?
目標のfpsで決まります。144fpsが目標なら5700Xで十分で、差額はGPUかモニターに回したほうが体感が良くなります。240fps張り付きが目標なら7800X3Dです。ここは性能の差というより、乱戦時に底が抜けるかどうかの差なので、置き換えが効きません。
- Q. RadeonのGPUだとApexで不利になりますか?
大きな不利にはなりません。ApexはDLSSに対応していないので、GeForce側の武器のひとつが最初から使えない状態だからです。ただしNVIDIA ReflexはGeForce専用機能なので、Radeonの場合はドライバ側のRadeon Anti-Lagで代替することになります。入力遅延を1msでも削りたい競技志向ならGeForce、価格重視ならRadeonという整理でいいと思います。
- Q. fpsが上がらないとき、何から確認すればいいですか?
お金がかからない順に4つあります。①Windowsのディスプレイ設定でリフレッシュレートが最高値になっているか/②DisplayPortで接続しているか(HDMIだと上限が下がることがある)/③起動オプションに
+fps_maxを入れているか/④メモリが2枚差しになっているか。この4つで直らないなら、はじめてパーツの検討に進んでください。
- Q. 掲載されている価格はいつ時点の情報ですか?
すべて2026年9月時点のものです。BTOの価格はセールや為替で週単位に動くので、購入前には必ず各販売ページで最新の金額と在庫を確認してください。クーポン適用後の価格を載せている行は、決済画面での適用が前提になります。
まとめ:Apexのスペックは「1% Lowをどこで買うか」で決まる

- 公式推奨(GTX 970)は1080p・60fpsのライン。144fps・240fpsとは別の話をしている
- 見るべき数字は平均fpsではなく1% Low。落ちるのはスモーク・空爆・テルミット・最終安置
- フルHD 144fps安定は15万円前後で届く。RTX 5060クラス+6〜8コアCPUで十分
- 240fpsを狙うと主役がCPUに変わる。3D V-Cache(7800X3D / 9800X3D)が分岐点
- メモリは容量より2枚差し。1枚差しは1% Lowが4割以上落ちる
- ApexはDLSS・FSRが使えない。影を切る・適応解像度を0にするの効果が大きい
- モニターはDisplayPort 1.4接続+Windows側で最高リフレッシュレートに変更まででワンセット
買い時については、今は悪くないタイミングだと思います。RTX 50世代とRadeon RX 9000世代が出そろって価格がこなれてきましたし、X3D搭載機も23万円台まで下りてきました。Apexのために次世代を待つ理由は、いまのところ見当たりません。
最後にもう一度だけ。ハードを買い替える前に、設定・ケーブル・Windowsの3つを確認してください。0円で直る可能性があるものに、20万円を払う必要はありません。

Apexは無料で始められるぶん、環境の差がそのまま体験の差になるゲームです。15万円で「引っかからない環境」は作れます。そこから先の上積みに、いくら払うか。判断材料はこの記事に全部載せたつもりです。
