ハヤトの野望をはじめ、多くのYouTuberが「ハマると止まらない」と紹介しているCities: Skylines II。動画を見て気になり始めた方が最初に直面するのが、推奨スペックがRTX 3080と都市建設ゲームらしからぬ高さという現実です。「自分のPCで動くの?」「どんなPC買えばいい?」──この記事でその疑問に正直に答えます。
結論から言うと、2026年現在はパッチによる最適化が進み、RTX 5060クラスのエントリーPCでも1080p環境で十分楽しめます。ただしこのゲームの特徴として、序盤は軽くても大都市に育ってくる後半はGPU・CPUともに負荷が一気に上がります。「買って後悔しない1台」を選ぶには、その点を踏まえたスペック選びが重要です。
この記事で分かること
- Cities: Skylines IIの公式推奨スペックと、各スペックの実際の意味
- 推奨GPUがRTX 3080と高い理由と、2026年現在の動作実情
- 予算別(〜15万円 / 〜22万円 / 〜30万円)のおすすめBTO構成
- 大都市まで快適に動かすために必要なCPU・メモリの考え方

Cities: Skylines IIは「動画で見るのと実際にプレイするのでは全然違う」ゲームです。YouTuberの都市を見て感動しても、いざ自分が大きな都市を育てようとするとPCが悲鳴を上げる、というのはよくある話。スペック選びをケチらないことが、長く楽しむコツです。
Cities: Skylines IIの推奨スペックを確認しよう

まず公式が示しているシステム要件を確認します。Steamの販売ページ(公式Steamページ)に記載されている2026年5月時点の要件は以下のとおりです。
公式システム要件(2026年5月時点)
| 項目 | 最低動作環境 | 推奨動作環境 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 Home 64Bit | Windows 10 / 11 Home 64Bit |
| CPU(プロセッサー) | Intel Core i7-6700K | AMD Ryzen 5 2600X | Intel Core i5-12600K | AMD Ryzen 7 5800X |
| メモリ | 8 GB RAM | 16 GB RAM |
| GPU(グラフィックボード) | Nvidia GTX 970(4GB) | AMD RX 480(8GB) | Nvidia RTX 3080(10GB) | AMD RX 6800 XT(16GB) |
| ストレージ | 60 GB の空き容量 | 60 GB の空き容量 |
最低環境のGPUがGTX 970(2014年発売)なのに対し、推奨環境がRTX 3080(2020年発売)と一気に跳ね上がっています。この2段階の幅の広さがこのゲームの最大の特徴です。「最低で動くのは動く。でも快適に遊ぶには相応のスペックが要る」ということが、スペック表を見るだけで伝わってきます。
推奨GPUがRTX 3080の理由:このゲームが重い仕組み
一般的な都市建設ゲームはCPUに負荷がかかるイメージがありますが、Cities: Skylines IIはGPUにも相当な負荷がかかります。その理由は大きく2つです。
理由1:描画クオリティが別次元

Cities: Skylines IIは前作(Cities: Skylines)と比べて、建物・道路・市民の描画クオリティが大幅に向上しています。草木や水面のリアルな描画、夜景の光源処理など、見た目のリッチさが直接GPU負荷に直結しています。YouTuberの動画が美しく見えるのは、それだけのGPUパワーを使っているからです。
理由2:後半の都市規模で負荷が爆発する

序盤の小さな街なら最低スペックでも問題ありません。問題は人口10万人・20万人を超えたあたりから。市民一人ひとりの行動シミュレーション・交通流動・電力網・水道網すべてがリアルタイム処理されるため、CPUとGPUの両方に同時に負荷がかかります。ハヤトの野望のような超大都市を再現しようとすると、それに見合うスペックが必要になってくるわけです。
GPU世代別の動作イメージ
2026年現在のパッチ適用後のゲームで、各GPU世代がどの程度プレイできるかを整理しました。
| GPU | 1080p高設定での動作感 | 後半大都市での判定 |
|---|---|---|
| GTX 970 / RX 480(最低ライン) | 序盤のみ動作可。低設定必須 | 厳しい |
| GTX 1060 / RX 580 | 中設定で序盤〜中盤は遊べる | 設定次第 |
| RTX 2060 / RX 5700 XT | 高設定で中盤まで快適 | 設定落とし要 |
| RTX 3060 Ti / RX 6700 XT | 高設定で安定。大都市でも60fps維持できるラン | OK |
| RTX 5060(2025年世代エントリー) | 高設定1080pで安定60fps以上 | OK |
| RTX 5070以上 | 1440p・最高設定でも余裕 | 推奨 |
予算別おすすめゲーミングPC構成
ここからは実際にCities: Skylines IIを快適にプレイするための予算別構成です。価格は2026年5月時点の参考値です。最新価格は各メーカー公式サイトで確認してください。
| 予算帯 | GPUの目安 | CPUの目安 | メモリ | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|
| 〜15万円 | RTX 5060 / RX 7600 | Core i5-14400F / Ryzen 5 7600 | 16GB DDR5 | まず試してみたい・1080pで遊べればOK |
| 〜22万円 | RTX 5070 / RX 9070 | Core i7-14700F / Ryzen 7 7700 | 32GB DDR5 | 大都市も快適・長く使いたい(一番おすすめ) |
| 〜30万円 | RTX 5070 Ti / RTX 5080 | Ryzen 7 9800X3D / Core Ultra 7 | 32GB DDR5 | YouTuberのような超大都市を最高画質で |
〜15万円:RTX 5060クラスのエントリー構成
「まずCities: Skylines IIをプレイしてみたい」という方の最初の1台として、RTX 5060搭載のBTOが現実的な選択肢です。RTX 5060はNVIDIAの2025年世代エントリーGPUで、1080p高設定なら平均60fps以上が期待できます。
ただしこの構成での注意点が2つあります。人口10万人を超えたあたりから設定を「高」→「中」に下げる必要が出てくること、そしてCPUの選択が重要になることです。シミュレーション処理はCPUが担うため、Core i5-14400F以上のCPUを選ぶのが鉄則です。Celeron・Pentiumクラスは論外、Core i3も避けてください。
〜22万円:RTX 5070クラスのスタンダード構成(一番おすすめ)
Cities: Skylines IIを「長く・快適に」楽しみたい方には、この価格帯が一番のスイートスポットです。RTX 5070は1440p(WQHD)の高設定でも安定して動き、人口20万人超の大都市でもフレームレートを保てるパワーがあります。YouTuberが見せるような美しい夜景や、広大な都市を俯瞰した映像もこのクラスから本格的に楽しめます。
また、Cities: Skylines IIはCPU依存度が高いゲームなので、CPUもCore i7-14700F / Ryzen 7 7700以上を選ぶと体感差が出ます。シミュレーション速度(ゲーム内の時間経過の滑らかさ)にも影響するため、CPUケチりはNGです。メモリは32GB確保すると、Steamのワークショップから建物MODをたくさん入れても安心して使えます。

Cities: Skylines IIはMODで建物や路線を大量に追加するのが醍醐味でもあります。MODを本格的に使うなら、メモリ32GBとSSD 1TB以上は必須だと思っています。ワークショップのMODを入れすぎてPCが悲鳴を上げた、という体験談をよく見かけるので。
〜30万円:RTX 5070 Ti以上のハイエンド構成
ハヤトの野望のような超巨大都市を最高画質で快適に動かしたい方、また3440×1440のウルトラワイドモニターで都市景観を楽しみたい方はハイエンド構成が必要です。RTX 5070 Ti〜RTX 5080クラスなら、最高設定のウルトラワイドWQHD(3440×1440)でも安定した動作が期待できます。
このクラスで特に重要なのがCPUの選択です。Ryzen 7 9800X3Dはゲーム用途のCPUとして現在最高峰に近い性能を持ち、シミュレーション処理が重いCities: Skylines IIとの相性が特に優れています。「人口30万人都市でもサクサク動かしたい」という方は、CPUにもしっかり予算を配分しましょう。
おすすめBTOゲーミングPC(メーカー別)
実際にCities: Skylines IIを遊ぶためのPCをBTOメーカー別に紹介します。各メーカーの強みを活かして選ぶのが、後悔しない買い方です。
ドスパラ(GALLERIA):即納・知名度の安心感
ゲーミングPCブランドとして国内最大級の知名度を持つドスパラのGALLERIAシリーズ。即納モデルが豊富で、注文から数日でPCが届くスピード感が強みです。RTX 5060〜5070搭載モデルがラインナップの中心で、Cities: Skylines IIのエントリー〜スタンダード構成を探すのに向いています。
マウスコンピューター(G-Tune):国内工場・24時間サポート
国内工場での組み立てと24時間対応のサポートが強みのマウスコンピューター。G-Tuneシリーズはゲーミング特化ラインで、RTX 5070搭載モデルも充実しています。「購入後の安心感を重視したい」「初めてのゲーミングPC」という方に特に向いているメーカーです。
FRONTIER:常時セール開催でコスパ重視に
ほぼ常時セールを開催しているFRONTIERは、予算を抑えながらスペックを確保したいコスパ重視の方に向いています。RTX 5060〜5070搭載の15〜20万円台モデルがセール対象になることも多く、Cities: Skylines IIのエントリー〜スタンダード構成を探す際はセールページを必ずチェックしたいメーカーです。
MDL.make:SNSで話題のデザイン系ゲーミングPC
SNSを中心に注目を集めているMDL.makeは、デザイン性の高さとカスタマイズの自由度が強みの新進気鋭のゲーミングPCメーカーです。「見た目にもこだわりたい」「ケースや構成を自分好みに仕上げたい」という方に向いています。Cities: Skylines IIのような長時間プレイが前提のゲームで、デスクの上に置いても映えるPCを探している方はチェックしてみてください。
各社の最新セール情報は随時変わります。購入前に必ずセール状況を確認しましょう。
よくある質問
- RTX 5060でCities: Skylines IIは快適に動きますか?
1080p(フルHD)の高設定であれば、序盤〜中盤は十分快適に動きます。人口10万人を超えた後半の大都市になると、設定を一部下げる必要が出てくるケースがあります。「まず遊んでみたい」という方にはRTX 5060で問題ありませんが、「大都市まで最高設定で楽しみたい」ならRTX 5070以上を検討してください。
- メモリは16GBと32GB、どちらを選ぶべきですか?
ゲーム単体で遊ぶなら16GBで動作します。ただしCities: Skylines IIはSteamワークショップのMOD(建物・道路・景観MOD)を入れながら遊ぶのが魅力のひとつで、MODをたくさん入れるほどメモリを消費します。長く遊ぶ予定があるなら最初から32GBを選ぶのが安心です。2026年現在はメモリ価格が高止まりしているので、32GB標準モデルが出ていたら積極的に狙いましょう。
- SSDは必須ですか?HDDでも動きますか?
ゲーム自体はHDDでも起動しますが、ロード時間が大幅に長くなります。特に大きな都市のセーブデータは読み込みに数分かかることもあります。NVMe SSDなら数十秒でロードが完了するため、体感が大きく変わります。BTO選びの際はストレージがSSD(できればNVMe)であることを必ず確認してください。
- ゲーミングノートPCでも楽しめますか?
RTX 5060搭載のゲーミングノートであれば1080p中〜高設定で動作します。ただしCities: Skylines IIは長時間プレイが前提のゲームで、大都市建設になると発熱・騒音が増えます。デスクトップPCと比べると熱処理の制限からフレームレートが安定しにくい点があります。外出先でも遊びたいといった明確な理由がない限り、デスクトップBTOのほうが同予算で快適な環境を作れます。
- 前作(Cities: Skylines)のPCでプレイできますか?
前作が快適に動いていたPCでも、Cities: Skylines IIは別物と考えてください。前作はGPU負荷が軽く、古いPCでも快適でしたが、IIでは描画エンジンが刷新されてGPUへの要求が大幅に上がっています。前作を快適に動かしていたGTX 1060クラスのPCでは、IIは低設定でも後半がつらくなります。買い替えを検討する価値があります。
まとめ:予算別の結論
「ハマると面白い」と言われるCities: Skylines IIですが、序盤の小さな街から大都市へと育てていく過程が最大の醍醐味です。その楽しさを途中でPCのスペック不足に邪魔されないよう、最初から一段上のスペックを選ぶのがこのゲームの鉄則です。

Cities: Skylines IIは時間を忘れて没頭できるゲームです。だからこそPCのスペック不足でストレスを感じてほしくない。動画で見た景色を自分のPCで再現できたとき、このゲームの本当の面白さが分かります。予算に合った1台を選んで、ぜひ大都市建設に挑戦してみてください。