※本記事にはプロモーションを含みます。
「FF14を始めたい(買い替えたい)けど、どのくらいのPCを買えばいいのか分からない」——ゲーミングPCラボに届く質問で、いちばん多いのがこれです。公式の推奨スペックを見ても「RTX 2060以上」としか書いておらず、実際に売っているPCは10万円から40万円まで並んでいる。この落差が迷いの正体だと思っています。
先に結論から書きます。2026年9月時点でFF14を遊ぶなら、RTX 5060クラス(15万円前後)でフルHDは足ります。WQHDやウルトラワイドまで見据えるならRTX 5060 Ti〜5070クラス。ここから上は「画質」ではなく「フレームレート」を買う領域です。
今回この記事を全面的に書き直したのは、実測データが手に入ったからです。RTX 5060 Ti(VRAM 8GB)+Ryzen 7 7700を積んだ実機で、FF14公式ベンチマークを1920×1080からウルトラワイド3440×1440まで6パターン回しました。「このGPUなら、この解像度で何fps出る」を推測ではなく計測値で書けます。
そして2026年4月のファンフェスで、次の拡張パッケージ「白銀のワンダラー」(2027年1月発売予定)が発表されました。動作スペックは黄金のレガシーから据え置きとアナウンスされているので、いま選ぶPCの基準はそのまま次の拡張まで持ち越せます。ここも安心材料として押さえておいてください。
この記事で分かること
- FF14の公式必要スペック・推奨スペック(2026年9月時点)と、その読み方
- RTX 5060 Ti実機で測ったFF14ベンチの6パターン全スコアと平均fps
- ベンチスコアの判定ランクと、実際のfpsがズレる理由
- 予算15万円/22万円/30万円で組める構成と、その差で何が変わるか
- PC版でしかできないこと(マクロ付箋・ACT・ウルトラワイド)とPS5からの移行手順

僕は今もメイン機がRTX 3060 Tiで、黄金のレガシーを最高品質のまま遊んでいます。だから「FF14には高いPCが必要」とは書きません。必要なのは高さじゃなくて、自分が使うモニターに合っているかどうかです。
結論:2026年9月のFF14向けPC選びは、この3行で決まる
細かい話に入る前に、判断の軸だけ先に置いておきます。FF14のPC選びで迷う原因は「スペックが分からない」ことではなく、「自分がどのモニターで遊ぶか決めていない」ことのほうが多いからです。
| 遊ぶ環境 | 必要なGPU(グラフィックボード) | PC本体の予算目安 |
|---|---|---|
| フルHD(1920×1080)60fps | RTX 5060 / RX 9060 XT クラス | 14〜16万円 |
| フルHD 144fps/WQHD 100fps | RTX 5060 Ti クラス | 17〜22万円 |
| ウルトラワイド(3440×1440)/WQHD 144fps | RTX 5070 クラス以上 | 25〜30万円 |
| 4K最高画質・配信兼用 | RTX 5070 Ti / 5080 クラス | 35万円〜 |
この表の2行目と3行目の境目は、後半で実測値をもとに引き直しています。「ウルトラワイドにはRTX 4070以上が必要」と書かれた記事をよく見かけますが、測ってみるとそこまで要りませんでした。詳しくは実測のセクションで。
FF14の必要スペック・推奨スペックを2026年9月時点で確認する

まずは土台になる公式の数字から。ここを押さえておくと、店頭やBTO(カスタムPC通販)のスペック表を見たときに「足りている/足りていない」が自分で判断できるようになります。
公式の必要動作環境・推奨動作環境
| 項目 | 必要動作環境 | 推奨動作環境 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 / 11(64bit) | Windows 10 / 11(64bit) |
| CPU(プロセッサー) | Intel Core i5 2.4GHz以上 | Intel Core i7-9700以上 |
| メモリ | 4GB以上 | 16GB以上 |
| ストレージ | HDD 80GB以上の空き | SSD 140GB以上 |
| GPU(グラフィックボード) | GeForce GTX 750 / Radeon R7 260X以上 | GeForce RTX 2060(6GB)/ Radeon RX 5600 XT以上 |
| 解像度 | 1280×720 | 1920×1080以上 |
注目してほしいのは推奨側のGPU「RTX 2060」です。2019年発売のミドルレンジが、7年経った2026年でも推奨ラインに残っています。FF14が幅広い環境に配慮して作られているのがよく分かる数字で、MMOとしてはかなり軽い部類です。
ストレージについてだけ補足します。必要動作環境はHDDでも通りますが、実運用ではおすすめしません。街のロードやパッチ後の初回ログインで待たされる時間がはっきり変わるので、SSDは事実上の必須と考えてください。容量も140GBはギリギリです。
「必須」と「推奨」は別物。狙うのは推奨のさらに上

この2つを混同すると失敗します。必要動作環境は「起動して、とりあえず動く」ライン。快適さは一切保証されていません。画質を最低に落として、混雑エリアではカクつく前提の数字です。
一方の推奨動作環境は「標準的な画質で普通に遊べる」ライン。ただし推奨をギリギリ満たすPCを買うと、2〜3年で足りなくなります。FF14は2年おきに拡張パッケージが来て、そのたびにエフェクトと背景が重くなっていくからです。
実例を挙げると、漆黒のヴィランズ(5.0)の頃は余裕だったGTX 1060が、暁月のフィナーレ(6.0)以降のイシュガルド復興やトームストーン交換所のような人が密集する場所でフレームレートを落とすようになりました。同じPCなのに、ゲーム側が重くなっていったわけです。
次の拡張「白銀のワンダラー」でも動作スペックは据え置き

2027年1月発売予定の新拡張「白銀のワンダラー」(8.0)について、スクウェア・エニックスは2026年4月のファンフェスで「動作スペックの変更なし」とアナウンスしました。黄金のレガシーが動く環境なら、白銀のワンダラーもそのまま動きます。
これは買い物のタイミングとして大きな意味を持ちます。いまこの記事の基準でPCを選べば、その1台で次の拡張まで丸ごとカバーできるということだからです。「新拡張が来る前に買い替えないと」と焦る必要はありません。
白銀のワンダラーに向けた準備や、2026年のハード事情(メモリ高騰・Switch 2の登場)まで含めた話は別記事にまとめています。次の拡張を見据えて買う方は、あわせてどうぞ。
ベンチマークスコアの読み方|判定ランクと実fpsはズレる
FF14には公式のベンチマークソフトが無料で配布されていて、自分のPCで実行するとスコアと判定が出ます。これが「動くかどうか」を確かめるいちばん確実な方法です。PCを買う前でも、店頭やメーカーの公開データを見れば判断材料になります。
スコアと判定ランクの対応表
| スコア | 判定 | 実際の遊び心地 |
|---|---|---|
| 15,000〜 | 非常に快適 | 最高品質のまま何も考えず遊べる |
| 11,000〜14,999 | とても快適 | 最高品質でOK。混雑エリアでも困らない |
| 8,000〜10,999 | 快適 | 平均60fps以上。標準〜高品質が快適域 |
| 6,000〜7,999 | やや快適 | レイドや人の多い場所で重さを感じ始める |
| 4,000〜5,999 | 普通 | 画質を落とす前提。長時間はつらい |
| 2,000〜3,999 | 設定変更を推奨 | 解像度か画質、どちらかを妥協する必要あり |
| 1,000〜1,999 | 設定変更が必要 | 快適に遊ぶのは難しい |
| 〜999 | 動作困難 | 買い替えを検討する段階 |
目安として覚えておきたいのは「9,000を超えると平均60fpsに乗る」という線です。ここがひとつの分水嶺で、下回ると混雑エリアでの重さが体感に出てきます。
ただし、判定ランクだけを見て判断するのは危険です。というのも、ベンチマークは解像度と画質プリセットを変えるとスコアが大きく動くから。同じPCでもフルHDなら「非常に快適」、ウルトラワイドなら「とても快適」に落ちる、というのは普通に起きます。次のセクションで実例を見てください。
スコア2,895「設定変更を推奨」が出たときの実際の画面

これは僕が古い環境で回したときの結果です。1920×1080の高品質でスコア2,895、判定は「設定変更を推奨」。ローディングタイムは23.237秒。数字だけ見ると絶望的に思えますが、この状態でもFF14自体は起動して遊べます。ただし画質を下げないと戦闘中に厳しい、という状態です。
ローディング23秒というのがHDD運用の分かりやすい代償で、この項目はSSDに替えるだけで10秒前後まで縮みます。後述する実測機は同じフルHD高品質で10.006秒でした。スコアはGPUで決まりますが、ローディングはストレージで決まる——ここは切り分けて考えてください。
【実測】RTX 5060 Ti機でFF14ベンチを6パターン回した結果

ここがこの記事の中心です。RTX 5060 Tiを積んだ実機をお借りできたので、FF14公式ベンチマークを解像度3種類×画質2種類の計6パターンで回しました。「自分が狙っている解像度で、実際どのくらい出るのか」を推測ではなく計測値で確認できます。
測定に使った機体と条件
| 項目 | 構成 |
|---|---|
| GPU | GeForce RTX 5060 Ti(VRAM 8GB) |
| CPU | Ryzen 7 7700(8コア16スレッド) |
| メモリ | 16GB DDR5 |
| ストレージ | M.2 NVMe SSD 500GB |
| 冷却 | 360mm簡易水冷 |
| 測定日 | 2026年8月23日 |
21万5,200円で買える構成です。価格帯としては「ちょうど真ん中」で、この記事を読んでいる方の候補にも入りやすいクラスだと思います。
| 解像度 | 画質 | スコア | 平均fps | 評価 |
|---|---|---|---|---|
| 1920×1080 | 高品質(デスクトップPC) | 20,142 | 151.9fps | 非常に快適 |
| 1920×1080 | 最高品質 | 19,147 | 143.2fps | 非常に快適 |
| 2560×1440 | 高品質(デスクトップPC) | 14,694 | 105.8fps | とても快適 |
| 2560×1440 | 最高品質 | 14,184 | 101.7fps | とても快適 |
| 3440×1440 | 高品質(デスクトップPC) | 12,510 | 88.6fps | とても快適 |
| 3440×1440 | 最高品質 | 11,505 | 81.7fps | とても快適 |
144fps以上 100〜143fps 60〜99fps 60fps未満
先に全体像を言うと、6パターンすべてで平均80fpsを超えました。いちばん重いウルトラワイドの最高品質でも81.7fpsです。20万円ちょっとの機体でここまで出るなら、FF14のためだけに30万円を出す必要はありません。
数字を読む前の注記
「高品質(デスクトップPC)」プリセットは動的解像度(DR)が有効、「最高品質」はDR無効という違いがあります。DRは重い場面で内部解像度を自動的に落としてfpsを保つ機能なので、高品質側はやや有利な条件で出た数字です。両者の差=純粋な画質設定の差ではない、という前提で見てください。
フルHD(1920×1080):最高品質でも平均143.2fps

1080pは完全に余裕でした。高品質で20,142点・平均151.9fps、最高品質でも19,147点・平均143.2fps。どちらも判定は最上位の「非常に快適」で、最低fpsも58〜59を維持しています。ローディングは10.006秒でした。
ここから読み取れる実用的な結論はひとつ。フルHDの144Hzモニターなら、画質を落とさずにほぼ張り付きます。「フルHDで、最高品質で、ヌルヌル動かしたい」という目的なら、RTX 5060 Tiクラスで完結します。
WQHD(2560×1440):最高品質で平均101.7fps

いちばん見てほしいのがこの解像度です。WQHD最高品質でSCORE 14,184・平均101.7fps・最低56fps。FF14ベンチは15,000以上が「非常に快適」なので判定はひとつ下の「とても快適」になりますが、実fpsは100を超えています。
ここが「判定ランクと実fpsはズレる」の具体例です。判定が1段下がったからといって遊び心地が悪くなるわけではありません。数字を見るときは判定より平均fpsを見てください。
ちなみに画質を高品質に落とすと14,694点・105.8fps。最高品質との差はわずか4fpsでした。ここまで差が出ないなら、迷わず最高品質のままで遊ぶほうが得です。
ウルトラワイド(3440×1440):最高品質で平均81.7fps

3440×1440はWQHDよりピクセル数が約34%多い解像度です。ここは公開データが少ないので、狙っている方には貴重な数字になると思います。結果は高品質で12,510点・平均88.6fps、最高品質で11,505点・平均81.7fps。どちらも最高品質のまま80fps以上を維持しました。
この記事の以前のバージョンでは、ウルトラワイドの必要ラインを「RTX 4070以上・VRAM 12GB以上」と書いていました。実測した結果、そのラインは1段下げられると分かったので訂正します。RTX 5060 Ti(VRAM 8GB)で80fpsを超えているので、60Hz・75Hzのウルトラワイドモニターならこのクラスから射程です。
ただし条件があります。100Hz以上のウルトラワイドに張り付かせたいなら、RTX 5070クラスまで上げてください。81.7fpsでは100には届きません。ここは正直に線を引いておきます。
20分間のストレステストで安定率99.1%

ベンチマークは数分で終わりますが、実際のFF14は零式なら1回2〜3時間、レベリングなら丸一日という遊び方をします。短時間のスコアより、長時間まわしたときに落ちないかのほうが大事です。
3DMark Steel Nomadを20分・20ループ連続で回した結果、フレームレートの安定率は99.1%(最高3,560/最低3,528)。GPU温度は平均74.4℃でクロック低下はゼロでした。360mm簡易水冷が効いている証拠で、長時間プレイでも性能が落ちない構成だと確認できています。
この機体そのものの外観・内部構造・気になった点まで踏み込んだレビューは別記事にあります。VRAM 8GBやメモリ16GBという削られている部分も正直に書いたので、購入候補に入れる方は目を通してみてください。
スペックの優先順位はGPU → CPU → メモリ → SSD

この漫画を描いたのはRTX 40世代が現役だった頃なので、いま同じ話をするなら「RTX 4060」の位置にRTX 5060が入ります。ただし「GPU・CPU・メモリの3点を見る」という優先順位は今も変わっていません。順番に見ていきます。
GPU:予算の6割はここに使う

FF14のフレームレートを決めるのは、ほぼGPUです。ここをケチると、他をどれだけ盛っても数字は伸びません。2026年9月時点の現実的な選択肢を並べます。
| GPU | VRAM | FF14での立ち位置 |
|---|---|---|
| RTX 5060 | 8GB | フルHD最高品質の定番。ここが下限 |
| RX 9060 XT | 16GB | 同価格帯でVRAMが倍。MOD派・長く使いたい人向け |
| RTX 5060 Ti(実測済み) | 8GB / 16GB | WQHD 101.7fps・ウルトラワイド81.7fps。バランス最良 |
| RTX 5070 | 12GB | WQHD 144fps・ウルトラワイド100fps超を狙う人 |
| RTX 5070 Ti / 5080 | 16GB | 4K最高画質+配信を同時にやる人 |
VRAM(グラフィックメモリ)について補足します。実測ではウルトラワイド最高品質でも使用量が最大5,432MBに収まっていたので、FF14だけを遊ぶなら8GBで足ります。ただしMODを入れたり、他の重いタイトルも遊ぶなら16GBモデルを選ぶほうが寿命は伸びます。RTX 5060 Tiは8GB版と16GB版があるので、購入前に必ず確認してください。
GPUの型番が多すぎて優先順位が分からなくなったら、RTX 50世代の選び方だけを整理した記事があります。
CPU:FF14は意外とCPUを使う

「MMOだからCPUはそこそこでいい」と言われがちですが、FF14に限ってはあまり当てはまりません。アライアンスレイドや大規模FATEのように、画面内のキャラクターとエフェクトが一気に増える場面ではCPUが効きます。
目安としてはRyzen 7 7700 / Core Ultra 5 クラス以上。実測に使った機体もRyzen 7 7700で、この構成なら不安はありません。予算に余裕があるなら、ゲーム用に大容量キャッシュを積んだRyzen 7 7800X3D / 9800X3D系が効きます。同じGPUでもフレームレートが伸びやすいシリーズです。
逆に、15万円前後のモデルによく載っているRyzen 5 5500やRyzen 7 5700Xは2022年世代の型落ちです。FF14を普通に遊ぶ分には足りますが、混雑エリアでの粘りは現行世代に劣ります。安さの理由がここにある、と理解した上で選んでください。
メモリ:16GBで足りる。ただし2026年は事情が変わった

FF14単体なら16GBで十分です。実測機も16GBで、6パターンすべて問題なく回りました。
ただ2026年に入ってからメモリ価格が高騰していて、BTO各社のラインナップから「32GB標準」のモデルが減っています。同じ価格帯で去年なら32GBだったものが、今年は16GBになっているケースが普通にあります。
これはFF14だけを遊ぶ人にとっては大した問題ではありません。16GBのモデルを避ける理由はないと考えてOKです。影響が出るのは、ゲームをしながらDiscordとブラウザとOBSを開きっぱなしにする人や、動画編集も兼ねる人。そこに当てはまるなら32GBモデルを優先するか、後から増設できる構成(空きスロットあり)を選んでください。
SSD:容量500GBは意外とすぐ埋まる

速度についてはM.2 NVMe SSDなら心配いりません。問題は容量です。FF14本体だけで約100GB、Windowsとドライバ類で60〜80GB。500GBのSSDだと、これだけで4割近く埋まります。
実測機のSSDも500GBで、届いた状態ですでに85GB使用済み(465GiB中18%)でした。FF14以外のゲームも入れるなら1TBを選ぶのが無難です。BTOのカスタマイズで500GB→1TBへの変更は5,000〜8,000円程度なので、ここはケチらないほうがいいと思います。
特にレイドの録画を残す予定があるなら1TB以上が前提になります。録画まわりの必要スペックは別記事にまとめました。
【予算別】FF14向けおすすめゲーミングPC構成【2026年9月版】

ここからは具体的な価格帯の話です。掲載価格はすべて2026年9月2日時点で確認したもので、BTOは日単位でセール価格が動きます。最新の価格は必ず各社の公式サイトで確認してください。
〜15万円:フルHDで始めるエントリー構成

| 店 | CPU | GPU | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| MDL | Ryzen 5 5500 | RX 9060 XT 16GB | 約142,800円(クーポン適用時) |
| MDL | Ryzen 5 5500 | RTX 5060 | 約146,800円(クーポン適用時) |
この価格帯は事実上MDL(旧MDL.make)の独壇場です。安さの理由はCPUがRyzen 5 5500という2022年世代の型落ちであること。ここを割り切れるかどうかがすべてで、FF14のフルHD・60fps狙いなら実用上の不満は出にくい構成です。
2つのうち選ぶならRX 9060 XT 16GBの14万円台。VRAMが16GBあるので、テクスチャの重いタイトルやMOD前提の遊び方でも寿命が延びます。「NVIDIAじゃないと不安」という方はRTX 5060を選べば問題ありません。
15〜22万円:いちばん外さないスタンダード構成

| 店 | CPU | GPU | メモリ | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| MDL | Ryzen 7 5700X | RTX 5060 | 16GB | 約154,800円(クーポン適用時) |
| MDL | Ryzen 7 5700X | RTX 5060 Ti | 16GB | 約168,800円(クーポン適用時) |
| サイコム | Ryzen 7 5700X | RX 9060 8GB | 16GB DDR4 | 約176,190円〜 |
| FRONTIER | Ryzen 7 5700X | RTX 5060 | 32GB DDR4 | 約199,800円 |
この記事のいちばんのおすすめゾーンです。16万8,800円のRTX 5060 Ti機が、まさに実測で回した構成と同じGPUを積んでいます。WQHD最高品質101.7fps・ウルトラワイド最高品質81.7fpsという数字は、この価格帯で何が起きるかの実例としてそのまま読んでもらえます。
面白いのは、この価格帯がほぼ全社Ryzen 7 5700X一択になっていること。各社が型落ちの在庫を安さの武器として使っている構図です。8コア16スレッドあるのでゲーム用途では今でも戦えます。
FRONTIERの19万9,800円だけメモリが32GBです。ゲームしながらDiscordとブラウザを開きっぱなしにする人や、動画編集も少しやりたい人はこちらが効きます。MDLとの4万円差は、この32GBとサポート体制の差だと考えると納得できる価格差です。
22〜30万円:ウルトラワイド・144fpsを狙うハイエンド構成

| 店 | CPU | GPU | メモリ/SSD | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| MDL | Ryzen 7 9700X | RTX 5060 Ti | 16GB | 約227,800円(クーポン適用時) |
| MDL | Ryzen 7 7800X3D | RX 9060 XT 16GB | 16GB | 約235,800円(クーポン適用時) |
| アーク | Ryzen 7 | RX 9060 XT 16GB | 32GB / 2TB | 約249,800円 |
| MDL | Ryzen 7 7800X3D | RTX 5070 | 16GB | 約279,800円(クーポン適用時) |
この帯からCPUが現行世代(Ryzen 9000 / Core Ultra)に切り替わります。ゲーム用に大容量キャッシュを積んだRyzen 7 7800X3Dが選べるようになるのもここからです。
コストパフォーマンスで頭ひとつ抜けているのはアークの24万9,800円。RX 9060 XT 16GBに加えてメモリ32GB・SSD 2TBが標準です。他社の同価格帯(16GB / 1TB)と比べると、後からメモリとSSDを買い足す手間と費用が丸ごと浮きます。
FF14で「ウルトラワイド100Hz以上」「WQHD 144fps」まで欲しいなら、27万9,800円のRTX 5070機が答えになります。実測でRTX 5060 TiがWQHD最高品質101.7fps・高品質105.8fpsだったので、144fpsに届かせるにはこの1段が必要です。
30万円〜:4Kと配信を同時にやる人だけ

正直に書きます。FF14を遊ぶためだけなら、30万円以上を出す必要はありません。ここから上は「4K最高画質」か「ゲームしながら配信・動画編集」のどちらかに当てはまる人向けです。
該当するならRTX 5070 Ti / 5080クラス(33〜40万円)が選択肢になります。この帯まで来ると、価格差の中身は性能ではなく「見た目」と「静かさ」に変わってきます。STORMのように配線が見えないケースに振った店もあれば、サイコムのようにNoctuaファン標準で静音に振った店もある。選ぶ軸がスペック表から外れるのがこの価格帯です。
BTO各社のセール状況は月単位で入れ替わるので、購入前に一覧で確認しておくと数万円変わります。
PC版でしかできない3つのこと
「PS5でも遊べるのに、なぜPC版なのか」——ここに答えられないと、PCを買う理由が価格の話だけになってしまいます。僕がPC版を推す理由は3つあります。
1. ウルトラワイドモニターで視野が広がる


同じ場所・同じ画角で撮った16:9と21:9の比較です。上が一般的なフルHD、下がウルトラワイド。左右に見えている情報量がまったく違います。
これは景色がきれいというだけの話ではありません。戦闘中にフィールドの端まで視界に入るので、範囲攻撃の予兆や散開位置を目で拾いやすくなります。PS5版はウルトラワイドに対応していないので、これはPC版だけの利点です。
実測では、RTX 5060 Tiでウルトラワイド最高品質81.7fps。60Hz・75Hzのウルトラワイドモニターなら17万円前後の構成から手が届きます。FF14公式が推奨しているウルトラワイドモニターのレビューもあるので、モニター選びから始める方はこちらを。
→ FF14推奨ウルトラワイドモニター LCD-GCWQ341XDB のレビューはこちら
2. マクロ付箋でタイムラインを画面に貼れる

零式やアルティメットに挑むとき、ギミックの順番を覚えるのが最初の壁になります。マクロ付箋機能を使えば、そのタイムラインを画面の隅に常時表示しておけます。
紙にメモを書いてモニターの横に貼る人もいますが、視線が画面外に出る分だけ反応が遅れます。画面内に置けるのは想像以上に大きい違いです。この機能はPC版限定で、PS5版では使えません。
3. ACTで自分の火力を数字で確認できる

「なんとなく火力が出ていない気がする」を「12,793 DPS出ている/クリティカル率34.7%」に変えられるのがACTです。感覚ではなく数字で自分のプレイを振り返れるので、上達の速度が変わります。
もうひとつ、PC版のメリットとしてコントローラーの選択肢が広いことも挙げておきます。PS5のDualSenseをPCに繋げば、ハプティックフィードバックまでそのまま使えます。
PS5版からPC版へ移行するときの手順と注意点

まず安心してほしいのは、キャラクターデータはサーバー側にあるので引越しは不要だということ。PC版でログインすれば、そのままいつものキャラクターで遊べます。
引き継ぎたいのはキャラクターではなく「設定」のほうです。ホットバーの配置やHUDレイアウト、ギアセット、マクロ。ここをゼロから組み直すのは相当な手間なので、移行前にバックアップを取っておきます。
キャラクター設定データのバックアップ

キャラクター選択画面の右側にあるアイコンから「キャラクター設定データのバックアップ」を開き、アップロードします。ここで保管されるのは以下の項目です。
- キャラクターコンフィグ
- HUDレイアウト情報
- ホットバー
- ギアセット
- マクロ
- その他大体の設定(バハムート・エギのサイズやログカラーなど)
クライアント共通設定データのバックアップ

こちらは同じ画面の歯車アイコンから開きます。ディスプレイ設定・サウンド設定・入力デバイス設定・アクセシビリティ設定・共通マクロが対象です。2つは別物なので、両方アップロードしてください。
PC側でログインしたら、同じ画面から今度はダウンロードを実行。これで設定がそのまま移ります。作業自体は5分もかかりません。
黄金のレガシーのグラフィックアップデートで何が変わったか

黄金のレガシー(7.0)では、拡張の追加コンテンツとは別に全体のグラフィックアップデートが入りました。ここを知っておくと「なぜ同じPCなのに前より重く感じるのか」の理由が分かります。
キャラクターの質感が上がった

髪の毛の描画が板ポリゴンから立体的なものに変わり、肌や瞳の解像感も上がりました。10年以上前のキャラクターモデルが、いまの水準に引き上げられたという表現がいちばん近いと思います。
装備の金属表現が別物になった

個人的にいちばん変化を感じたのがここです。鎧の彫り込みや金属の反射がはっきり出るようになりました。ミラプリ(見た目装備)を楽しんでいる人ほど恩恵が大きいアップデートです。
背景とライティングの情報量が増えた

霧・影・光の表現が細かくなり、遠景の描き込みも増えました。この「情報量が増えた」ぶんだけGPUの仕事も増えています。暁月のフィナーレの頃と同じ設定で遊んでいるつもりでも重く感じるのは、これが理由です。
裏を返せば、アップデート前の環境でギリギリだった人は、ここで一度ベンチを回し直したほうがいいということでもあります。先に載せたスコア2,895の例のように、以前は問題なかった環境でも判定が下がっているケースがあります。
よくある質問
- FF14のためだけにPCを買うなら、いくらが正解ですか?
フルHDモニターで遊ぶなら15万円前後で足ります。WQHDやウルトラワイドまで視野に入れるなら17〜22万円。実測でRTX 5060 TiがWQHD最高品質101.7fps・ウルトラワイド最高品質81.7fpsを出しているので、FF14基準では30万円以上を出す理由が見つかりません。余った予算はモニターやコントローラーに回したほうが体感は変わります。
- いま使っているRTX 3060 Tiでも黄金のレガシーは遊べますか?
遊べます。僕自身のメイン機がRTX 3060 Tiで、フルHD最高品質なら120fps以上、WQHD最高品質でも90〜100fpsを維持できています。混雑エリアで60fps前後まで落ちる場面はありますが、実用上は問題ない範囲です。買い替えを考える必要があるのは、4K最高画質かウルトラワイド100Hz以上を狙うときだけだと考えてください。
- VRAM 8GBのモデルで大丈夫ですか?
FF14だけなら足ります。RTX 5060 Ti 8GBでウルトラワイド3440×1440の最高品質を回したとき、ベンチ中のVRAM使用量は最大5,432MBでした。8GBに対して余裕があります。ただしMODを入れる予定がある方や、他の重いタイトルも遊ぶ方は16GBモデルを選んでください。RTX 5060 Tiは8GB版と16GB版が併売されているので、型番だけでなくVRAM容量まで確認が必要です。
- ノートPCでもFF14は遊べますか?
遊べます。ただし同じ型番のGPUでも、ノート用(Laptop版)はデスクトップ版より性能が下がります。RTX 5060 Laptopはデスクトップ版のRTX 5060とは別物、という前提で選んでください。持ち運ぶ予定がないなら、同じ予算ならデスクトップのほうが性能・拡張性・冷却のすべてで有利です。据え置きで使うと決まっているなら、デスクトップをおすすめします。
- 白銀のワンダラーの発売を待ってから買ったほうがいいですか?
待つ必要はありません。白銀のワンダラー(2027年1月発売予定)は動作スペックが黄金のレガシーから据え置きとアナウンスされているので、いまこの記事の基準で選んだPCがそのまま次の拡張でも使えます。むしろ2026年はメモリ価格が高騰していて、待つほど条件が良くなるとは限らない状況です。買い時の判断材料は「新拡張」より「セールのタイミング」だと考えてください。
まとめ:モニターを決めてから、GPUを決める
長くなったので、判断に必要なところだけ最後にまとめます。
- FF14の公式推奨はRTX 2060。MMOとしてはかなり軽い部類で、いま売っているPCならほぼ動く
- ただし推奨ギリギリを買うと2〜3年で足りなくなる。RTX 5060クラスから検討するのが現実的
- 実測:RTX 5060 TiでフルHD最高品質143.2fps/WQHD 101.7fps/ウルトラワイド81.7fps。6パターン全部で80fps超
- ウルトラワイドはRTX 5060 Tiクラスから射程。ただし100Hz以上に張り付かせるならRTX 5070へ
- 白銀のワンダラー(2027年1月)も動作スペックは据え置き。いま買う1台で次の拡張まで戦える

この記事は実測値が手に入るたびに更新していきます。もし手元のベンチスコアで「これ大丈夫?」と迷ったら、解像度と画質プリセットも添えて教えてください。判断の材料になります。
※記載の価格・スペックは2026年9月2日時点で確認したものです。BTOのセール価格は日単位で変動するため、最新情報は各社公式サイトでご確認ください。
