2026年4月のファンフェスティバルで、FF14(ファイナルファンタジー XIV)の新拡張パッケージ「白銀のワンダラー」が発表されました。発売は2027年1月予定。発表直後、フレンドから真っ先に飛んできた質問が「これ、今の俺のPCで動く?」でした。たぶん、この記事にたどり着いた方も同じ気持ちだと思います。

先に結論をお伝えします。白銀のワンダラーの動作スペックは「黄金のレガシー」から据え置きです。今エオルゼアで普通に遊べているなら、慌ててPCを買い替える必要はありません。

ただ、2026年はハード選びの前提が少し変わりました。メモリ価格が高騰していて、BTO(カスタムPC通販)各社のラインナップから「32GBメモリ標準」のモデルがじわじわ減っています。そこにNintendo Switch 2の登場も重なって、どこで遊ぶかの選択肢自体が広がりました。

僕のメイン機は今もRTX 3060 Tiです。フルHD(1080p)はもちろん、WQHD(2560×1440)でも白銀のワンダラーは問題なく遊べる見込みでいます。逆に「ウルトラワイドで没入したい」「144fpsでヌルヌル動かしたい」という方は、この拡張を区切りに買い替えを考える価値があります。その線引きも含めて、フレンドに説明するつもりで順番にまとめました。

そして今回、その線引きを実測データで裏付けられるようになりました。RTX 5060 Ti(VRAM 8GB)+Ryzen 7 7700を積んだ実機をお借りできたので、FF14公式ベンチマークを1920×1080からウルトラワイド3440×1440まで6パターン回しています。「自分が狙っている解像度で、実際どのくらいの数字が出るのか」を、想像ではなく計測値で確認できます。

この記事で分かること

  • 白銀のワンダラーの動作スペック(黄金のレガシーとの比較)
  • RTX 5060 Ti実機で測ったFF14ベンチの全解像度スコア(1080p/WQHD/ウルトラワイド)
  • 2026年のメモリ高騰がPC選びに与えている影響と、現実的な付き合い方
  • 予算別のおすすめゲーミングPC 実売21構成(12万円台〜53万円台・販売ページ直リンク付き)と、PC・PS5・Switch 2の使い分け
  • ウルトラワイド・144fps環境を狙うときの買い替えライン(実測値からの線引き)

スペックの話は後でいいから、買う機種だけ決めたいという方は、予算別の構成一覧から見てください。2026年9月時点で実際に買えるモデルを、MDL・FRONTIER・アーク・サイコム・STORMの5社から21構成ぶん、販売ページへのリンク付きで並べています。

「新拡張が来るからPCを買い替えないと」と煽る記事も見かけますが、僕の本音は「黄金のレガシー世代のPCなら、まだ全然戦えます」。買い替えが本当に必要になるのは、実はスペック以外の条件なんですよね。

目次 [ close ]
  1. 白銀のワンダラー(8.0)の動作スペックは黄金のレガシーから変わらない
    1. 公式の必要動作環境・推奨動作環境(2026年9月時点)
    2. 「動く」と「快適に動く」は、けっこう違う
  2. 【3060 Ti実機目線】今のPCで白銀のワンダラーは戦える?
    1. 3060 Tiで実際どのくらい出ているか(フルHD・WQHD)
    2. 自分のGPUがどのあたりか、この表で確認してみてください
    3. 買い替えを本気で考えたほうがいい3つの条件
  3. 【実測】RTX 5060 Ti機でFF14ベンチを6パターン回してみた
    1. フルHD(1920×1080):最高品質でも平均143.2fps
    2. WQHD(2560×1440):最高品質で平均101.7fps
    3. ウルトラワイド(3440×1440):最高品質で平均81.7fps
    4. 20分回しても落ちない:ストレステストで安定率99.1%
    5. VRAM 8GBで白銀のワンダラーは足りるのか
  4. 2026年のPC選びは「メモリ高騰」で常識が変わった
    1. なぜメモリだけこんなに上がっているのか
    2. 救いは、FF14が16GBで足りるゲームだということ
    3. メモリの次に削られやすいのが「SSD」
    4. 型落ち・中古が急に「アリ」になった
  5. Switch 2・PS5・PCの三択になった2026年のプラットフォーム事情
    1. PS4のままの方へ:移行のメドは「あと2年」
    2. Switch 2はサブ機として持つといちばん化ける
  6. 【予算別】白銀のワンダラー向けおすすめゲーミングPC|実売モデル21構成
    1. 〜15万円:RTX 5060クラスのエントリー構成
    2. 〜22万円:RTX 5060 Tiクラスのスタンダード構成(いちばんおすすめ)
    3. 〜30万円:ウルトラワイド・144fps狙いのハイエンド構成
    4. 30万円〜:4K・配信も兼ねるならこの帯
    5. 迷ったら、この3台から選べば外しません
  7. ウルトラワイド・144fpsで遊びたい人へ:買い替えの判断基準
    1. ウルトラワイド(3440×1440)に必要なライン
    2. 144fpsを安定させるのに必要なライン
  8. 「買い時」はいつ?2027年1月発売までのベストタイミング
    1. ゲーミングPC:2026年秋のセールが現実的
    2. PS5:在庫は安定。欲しくなったときでOK
    3. Switch 2:FF14対応の2026年8月以降が動き時
  9. よくある質問
  10. まとめ:自分の遊び方に合った1台を選ぼう
  11. あわせて読みたい関連記事

白銀のワンダラー(8.0)の動作スペックは黄金のレガシーから変わらない

白銀のワンダラーと黄金のレガシーの動作スペックが同じことを示すイラスト

スクウェア・エニックスは2026年4月のファンフェスで、白銀のワンダラー(パッチ8.0)の動作スペックについて「PC・PS4ともに変更なし」とアナウンスしました。黄金のレガシー(7.0)が動いていた環境なら、白銀のワンダラーも基本そのまま動きます。ここは安心してもらって大丈夫です。

公式の必要動作環境・推奨動作環境(2026年9月時点)

項目必要動作環境推奨動作環境
OSWindows 10 / 11(64bit)Windows 10 / 11(64bit)
CPU(プロセッサー)Intel Core i5 2.4GHz以上Intel Core i7-9700以上
メモリ4GB以上16GB以上
ストレージHDD 80GB以上の空きSSD 140GB以上
GPU(グラフィックボード)GeForce GTX 750 / Radeon R7 260X以上GeForce RTX 2060(6GB)/ Radeon RX 5600 XT以上

注目してほしいのは推奨側のGPU「RTX 2060」です。2019年発売のミドルレンジが、7年経った今も推奨ラインに残っている。FF14がどれだけ幅広い環境に配慮しているかがよく分かります。

ストレージがSSD推奨になっている点だけ補足すると、HDD運用だと街中の読み込みやパッチ後の初回ログインで待たされる時間がはっきり長くなります。すでにSSDで遊んでいる方は、この行は読み飛ばしてOKです。

「動く」と「快適に動く」は、けっこう違う

ひとつだけ気をつけたいのが、公式スペックはあくまで「動作保証のライン」だということ。快適さを保証してくれるものではありません。FF14は拡張のたびにエフェクトや背景の作り込みが進んでいて、同じPCでも体感の重さは少しずつ増えてきました。

分かりやすい例だと、漆黒のヴィランズ(5.0)の頃は余裕だったGTX 1060が、暁月のフィナーレ(6.0)以降のイシュガルド復興やアラガントームストーン交換所みたいな人が密集する場所でフレームレートを落とすようになりました。スペック据え置きと聞いても、画質設定の見直しは頭の片隅に置いておくと安心です。

スペックの考え方はこれだけ覚えておけばOK
「公式推奨をギリギリ満たす」より「ワンランク上で長く使う」ほうが、結局は安く済みます。FF14は数年単位で付き合うゲームなので、買い替えるなら2拡張先まで見越したスペックを選ぶのがおすすめです。

【3060 Ti実機目線】今のPCで白銀のワンダラーは戦える?

RTX 3060 Tiの実機で白銀のワンダラーの動作を検証する様子

ここからは僕の実機の話です。メイン環境はRTX 3060 Ti(VRAM 8GB)+Core i7-12700+メモリ32GB。2022年に組んだ構成で、黄金のレガシーはずっとこのPCで走り切りました。結論から言うと、白銀のワンダラーもこのまま迎え撃つつもりです。

3060 Tiで実際どのくらい出ているか(フルHD・WQHD)

  • フルHD(1920×1080)最高画質:常時120fps以上で安定。アライアンスレイドの人が多い場面でも90fpsを下回りません
  • WQHD(2560×1440)最高画質:平地で90〜100fps、混雑エリアで60fps前後。体感としては十分快適です
  • 4K(3840×2160):画質を1段落とせば60fpsを狙えますが、最高画質だと40fps台まで落ちる場面がありました

FF14は他のAAAタイトルと比べるとGPU負荷が軽いほうです。FPSやアクションゲームほど高性能を要求されないので、3060 Ti世代のGPUなら当面は戦える、というのが実際に使っている側の感覚です。

自分のGPUがどのあたりか、この表で確認してみてください

GPU白銀のワンダラーでの想定判定
GTX 1060 / RX 580以下フルHD中設定なら動くが、混雑時はつらい 様子見
RTX 2060 / RX 5600 XT公式推奨ライン。フルHDなら十分遊べる OK
RTX 3060 Ti / RX 6700 XTWQHDでも余裕。僕がこれ OK
RTX 4060 / RTX 50602世代先まで安心して使える 推奨
RTX 5060 Ti(実測済み)WQHD最高品質101.7fps・ウルトラワイド最高品質81.7fps 推奨
RTX 5070 / RX 9070以上WQHD 144fps・4K高画質まで狙える 推奨

「実測済み」と書いた行だけは想定ではなく、当サイトが実機で測った数字です。この1行を基準にすると、上下のGPUがどのあたりに落ちるかも読みやすくなります。結果画面はこのすぐあとのセクションに全部載せました。

買い替えを本気で考えたほうがいい3つの条件

どれかに当てはまるなら、白銀のワンダラーまでに買い替えを検討したいところ

  1. GPUがGTX 1060以下、もしくは内蔵GPUで遊んでいる
  2. メモリが8GB以下、ストレージがHDDだけ
  3. 買ってから6〜7年以上経っていて、電源やマザーボードの寿命も気になってきた

裏を返すと、「GPUがRTX 20シリーズ以上・メモリ16GB・SSD搭載」の環境なら、無理に買い替えなくていいと思います。その予算はモニターのアップグレードやコントローラーに回したほうが、日々の満足度は上がりやすいです。

3つのどれかに当てはまって「買い替えるしかないか」となった方は、予算別のおすすめ構成まで飛んでもらって構いません。12万円台から実際に買えるモデルを、販売ページのリンク付きで並べてあります。

【実測】RTX 5060 Ti機でFF14ベンチを6パターン回してみた

FF14ベンチマークの実測に使ったRTX 5060 Ti搭載ゲーミングPCの本体と内部ライティング

【PR】このセクションの実測データと写真は、株式会社BANDAL様よりお借りした貸出機(けんきコラボモデル Standard/検証後に返却)で取得したものです。
評価は編集方針に一任いただいており、測った数字をそのまま載せています。

ここまでは「据え置きだから大丈夫」という話をしてきましたが、それだけだと結局どのくらい動くのかが見えません。白銀のワンダラー専用のベンチマークソフトは2026年9月時点でまだ配布されていないので、現行の「黄金のレガシー」ベンチが、そのまま白銀のワンダラーの目安になります。動作スペックが据え置きということは、そういうことです。

そこで、RTX 5060 Ti(VRAM 8GB)+Ryzen 7 7700の実機で6パターン測りました。RTX 5060 TiはNVIDIAの2025年世代のミドルクラスGPUで、今から買うなら現実的にいちばん候補になりやすいあたりです。

項目実測機の構成
CPU(プロセッサー)AMD Ryzen 7 7700(8コア/16スレッド)
GPU(グラフィックボード)GeForce RTX 5060 Ti(VRAM 8GB)
メモリ16GB
ストレージMSI SPATIUM M450 500GB(M.2 NVMe / PCIe Gen4)
CPUクーラー360mm簡易水冷
OSWindows 11 Home 23H2
  • 使用ソフト:FINAL FANTASY XIV 黄金のレガシー ベンチマーク/3DMark 2.32.8897
  • 測定条件:DirectX 11・AMD FSR有効・ウィンドウモード。オーバークロックや設定変更は一切なし
  • 測定日:2026年8月23日(ドライバ 32.0.15.9186)

けんきコラボモデル Standard(RTX 5060 Ti 8GB + Ryzen 7 7700/当サイト実測)

解像度 画質 スコア 平均fps 評価
1920×1080 高品質(デスクトップPC) 20,142 151.9fps 非常に快適
1920×1080 最高品質 19,147 143.2fps 非常に快適
2560×1440 高品質(デスクトップPC) 14,694 105.8fps とても快適
2560×1440 最高品質 14,184 101.7fps とても快適
3440×1440 高品質(デスクトップPC) 12,510 88.6fps とても快適
3440×1440 最高品質 11,505 81.7fps とても快適

144fps以上 100〜143fps 60〜99fps 60fps未満

先に全体を言ってしまうと、6パターンすべてで平均80fpsを超えました。いちばん重いウルトラワイドの最高品質でも81.7fpsです。白銀のワンダラーが同じ動作スペックで来るなら、この階級のGPUを持っている方は解像度の心配をしなくていい、というのが実測から言えることです。

数字を読む前の注記
「高品質(デスクトップPC)」プリセットは動的解像度(DR)が有効、「最高品質」はDR無効という違いがあります。DRは重い場面で内部解像度を自動的に落としてfpsを保つ機能なので、高品質側はやや有利な条件で出た数字です。両者の差=純粋な画質設定の差ではない、という前提で見てください。

フルHD(1920×1080):最高品質でも平均143.2fps

1080pは完全に余裕でした。高品質で20,142点・平均151.9fps、最高品質でも19,147点・平均143.2fps。どちらもFF14ベンチで最上位の「非常に快適」判定です。最低fpsも58〜59を維持していました。

FF14黄金のレガシーベンチ 1920×1080最高品質でスコア19147を記録した画面

144Hzモニターなら最高品質のままほぼ張り付きます。「フルHDで、画質を落とさずに144fpsでエオルゼアを歩きたい」という目的なら、RTX 5060 Tiクラスで足りるという結論になります。

WQHD(2560×1440):最高品質で平均101.7fps

いちばん見てほしいのがこの解像度です。WQHD最高品質でSCORE 14,184・平均101.7fps・最低56fps。FF14ベンチは15,000以上が「非常に快適」なので判定はひとつ下の「とても快適」ですが、実fpsは100を超えています

FF14黄金のレガシーベンチ 2560×1440最高品質でスコア14184・平均101.7fpsを記録した結果画面

面白いのは、高品質(14,694点)と最高品質(14,184点)の差がわずか3.5%しかないことです。しかも高品質側はDR有効という有利な条件込みなので、実質的な差はもっと小さい。WQHDでFF14を遊ぶなら、画質設定を我慢する意味がほとんどないということになります。

1080p最高品質(19,147点)からWQHD最高品質(14,184点)への落ち込みは25.9%。解像度のピクセル数が1.78倍になっていることを考えると、素直な下がり方です。VRAM 8GBが足を引っ張っているような不自然な崩れ方はしていません。

ウルトラワイド(3440×1440):最高品質で平均81.7fps

3440×1440は、一般的なWQHDよりピクセル数が約34%多い解像度です。ここは公開されているデータが少ないので、狙っている方には貴重な数字だと思います。結果は高品質で12,510点・平均88.6fps、最高品質で11,505点・平均81.7fps。どちらも最高品質のまま80fps以上を維持しました。

FF14黄金のレガシーベンチ 3440×1440最高品質でスコア11505・平均81.7fpsを記録した結果画面

WQHD最高品質からの落ち込みは18.9%。ピクセル数の増加分に対して素直な減り方です。60Hzや75Hzのウルトラワイドモニターなら完全に余裕、100Hz以上のモデルでも高品質側なら追いつく、という位置づけになります。

20分回しても落ちない:ストレステストで安定率99.1%

FF14は1回のプレイが数時間になりがちなゲームです。だからベンチの一発スコアより、「長時間まわしたときに性能が落ちないか」のほうが体感に効いてきます。3DMark Steel Nomadを20ループ、約20分連続で回して確かめました。

3DMarkのストレステストでフレームレート安定性99.1%・PASS判定を記録した結果画面
  • Frame Rate Stability:99.1%(3DMarkのPASS基準は97%以上)
  • GPUコアクロック:単発ベンチ時 平均2,701MHz → 20分後 平均2,712MHz。落ちていない
  • GPU最高温度:74.4℃。サーマルスロットリングが始まる80℃台まで約10℃の余裕

20回まわして、いちばん速いループと遅いループの差が0.88%。この機体は360mm簡易水冷を積んでいるので冷却に余裕があるのですが、安いPCで削られやすいのがまさにこの冷却まわりです。同じGPUでも、夏場や購入から1年経ってホコリが溜まったあとに差が出るのはここになります。

360mm簡易水冷ラジエーターとARGBファンが並ぶ実測機の内部構造

BTOのスペック表を見比べるとき、GPUとCPUの型番だけで判断しがちですよね。長く遊ぶMMOだからこそ、CPUクーラーとケースのエアフローの記載も見ておくと、あとから効いてきます。

VRAM 8GBで白銀のワンダラーは足りるのか

実測機に搭載されたGeForce RTX 5060 Ti(VRAM 8GB)のカード側面

2026年に入って「VRAM 8GBはもう厳しい」という声をよく見かけます。実際どうだったかというと、Steel Nomadを20分連続で回した状態でのVRAM使用量は最大5,432MB・平均5,388MBでした。8,192MBの枠に対して約2.7GBの余りがあった計算です。

ただし、これで「8GBあれば安心」とまでは言えません。これはベンチマークソフトでの値です。実際のゲームは高解像度テクスチャやレイトレーシングでVRAMを一気に食いますし、FF14でMODを入れる遊び方をするならまた別の話になります。「白銀のワンダラーをそのまま遊ぶぶんには足りそう」くらいの温度感で受け取ってください。

この実測に使った機体そのもののレビューは別記事にまとめています。CrystalDiskMarkでのストレージ速度や、価格を実現するためにどこが削られているかまで踏み込んだので、20万円前後のPCを検討している方はこちらもどうぞ。

2026年のPC選びは「メモリ高騰」で常識が変わった

DDR5メモリの価格高騰で2026年のゲーミングPC選びが変わったイメージ

ここが今回いちばん伝えたい話です。2025年後半から続いているDRAM(メモリ)価格の高騰が、2026年に入っても収まっていません。BTO各社のラインナップを眺めていると、1年前なら32GBが標準だった価格帯で、同じモデルが16GBに置き換わっているのが分かります。

なぜメモリだけこんなに上がっているのか

ざっくり言うと、AIサーバー向けのHBM(広帯域メモリ)需要が一気に膨らんで、DDR5を含む汎用DRAMの生産枠が押し出された形です。コンシューマー向けメモリのスポット価格は2024年比でほぼ倍の水準まで上がりました。

BTOメーカーとしては、上がったコストをどこかで吸収するしかありません。その結果が「グレードを1段下げる」「価格は据え置きにして32GBを16GBに変更する」という調整です。カタログの見た目は変わらないのに中身が変わっているので、スペック表はいつも以上によく見たほうがいいです。

救いは、FF14が16GBで足りるゲームだということ

ありがたいことに、FF14はメモリをあまり食いません。プレイ中の消費は8〜10GBほどで、16GB搭載なら白銀のワンダラーも問題なく動きます

これは実測でも裏が取れています。さっきのFF14ベンチ6パターンも、20分のストレステストも、メモリ16GBのまま全部完走しました。増設もチューニングもしていません。「16GBだと足りないのでは」と身構えていた方は、ここは安心してもらって大丈夫です。

32GBが効いてくるのは、OBSで配信しながら遊んだり、攻略サイトやマクロ集をブラウザで開きっぱなしにしたりする使い方をするとき。FF14だけを起動して遊ぶなら、今のメモリ相場に付き合ってまで32GBを取りにいく必要はないというのが僕の判断です。

2026年のメモリ選び、3つの目安

  • FF14中心なら16GBで十分。増設は価格が落ち着いてからでも間に合います
  • 配信・動画編集も兼ねるなら32GBが安心。ただし価格差が大きいときは16GB+後日増設も手
  • BTOで32GB標準のモデルが残っていたら狙い目。値上がり前の在庫で組まれている可能性があります

メモリの次に削られやすいのが「SSD」

メモリばかり話題になりますが、価格を抑えたモデルでもうひとつ調整されやすいのがストレージです。実測に使った機体も500GBのMSI SPATIUM M450でした。CrystalDiskMarkで測るとこうなります。

CrystalDiskMarkでSSDの読み書き速度を計測した結果画面

シーケンシャル読込3,454.72MB/s・書込2,730.41MB/sで、公称値(読込3,000MB/s・書込2,000MB/s)を上回っています。SSDそのものは正常です。ただ気になったのがRND4K Q1T1の読込54.31MB/sという数字。細かいファイルを1個ずつ読む場面の速度で、ゲームのロード時間に効いてくる項目です。この水準は、SSD側に専用メモリを持たない構成(HMB方式)でよく見られます。

そしてもうひとつが容量です。FF14の推奨はSSD 140GB以上。500GBのSSDだと、FF14と他のゲーム数本でだいたい埋まります。BTOのスペック表を見るときは「Gen4対応SSD」という表記だけで安心せず、容量と、できればモデル名まで確認しておくと安全です。あとから増設できる部分ではあるので、そこは気楽に構えて大丈夫です。

型落ち・中古が急に「アリ」になった

新品BTOの価格が上がったぶん、2024〜2025年に組まれた中古PCや前世代モデル(RTX 40シリーズ搭載機)の相対的なお得感が増しました。FF14が目的なら最新世代にこだわる理由は薄いので、RTX 4060〜4070搭載の前世代モデルが在庫処分で出ていたら普通に狙い目です。BTO各社のアウトレットページは、たまに覗いておくと得します。

正直、僕がいま新しく組むなら「メモリは16GBで妥協して、そのぶんGPUに回す」を最初に検討します。FF14は何年も付き合うゲームだから、GPUのほうが効いてくる時間が長いんですよね。

Switch 2・PS5・PCの三択になった2026年のプラットフォーム事情

Switch 2・PS5・ゲーミングPCの3択で迷う2026年のプラットフォーム事情

2025年6月にNintendo Switch 2が発売され、FF14も2026年8月に対応が予定されています。これで白銀のワンダラーを遊ぶ場所は「PC・PS5・Switch 2」の三択。それぞれの得意分野を整理しておきます。

項目ゲーミングPCPS5Switch 2
初期費用目安15〜30万円約8万円約5万円
画質・フレームレート 4K・144fps対応 4K 60fps 携帯時720p中心
MOD・カスタマイズ 自由 不可 不可
携帯・外出先プレイ 据え置き前提 据え置き前提 最強
配信・録画 完全対応 標準機能あり 機能制限あり
長期コスト電気代やや高め低め最も低い

PS4のままの方へ:移行のメドは「あと2年」

白銀のワンダラー(8.0)はPS4でも遊べます。ただ、過去の流れを見るとパッチ8.3前後でPS4サポートが終了する可能性は高いと見ています。2027年〜2028年あたりが移行のリミットになりそうです。

とはいえ慌てる必要はありません。「8.0が始まるまでにPS5かPCへ移っておく」くらいの計画で十分間に合います。新拡張の初動をロードで待たされずに走れるのは、想像以上に気持ちがいいです。

Switch 2はサブ機として持つといちばん化ける

Switch 2版のFF14は、外出先や寝室、リビングのテレビ前など「メイン環境じゃない場所で気軽に触る」用途にすごく合います。高難度コンテンツはPCかPS5、デイリー消化やサブジョブのレベリングはSwitch 2、という分担が現実的です。

逆にSwitch 2だけでメインプレイを完結させようとすると、画質と操作性で物足りなさを感じる場面が出てくるはずです。零式に本気で挑むなら、据え置き環境は残しておいたほうがいいと思います。

【予算別】白銀のワンダラー向けおすすめゲーミングPC|実売モデル21構成

予算別に並べた白銀のワンダラー向けゲーミングPC構成の比較

ここからは「PCで遊びたい」と決めた方向けに、実際に買える構成を予算帯ごとに並べます。表の価格をタップすると、そのモデルの販売ページ(または各店のセール一覧)に飛びます。型番は暗号みたいで覚えづらいので、「どのGPUがいくらで買えるか」だけ見てもらえれば十分です。

価格はすべて2026年9月時点の税込参考価格です。BTO各社はセールとクーポンの併用で1〜3万円動くことがあるので、最終的な金額は必ず公式サイトで確認してください。

予算帯GPUの目安FF14でどこまで行けるかこんな人向け
〜15万円RTX 5060 / RX 9060 XT 16GBフルHD最高品質で100fps前後(目安)初めての1台。まずエオルゼアに立ちたい
〜22万円RTX 5060 Ti / RX 9060 XT 16GBフルHD 143.2fps/WQHD 101.7fps(当サイト実測)いちばんおすすめ。長く使いたい
〜30万円RTX 5070 / RX 9060 XT 16GB+32GBWQHD 144fps・ウルトラワイド100fps級(目安)高リフレッシュレートで没入したい
30万円〜RTX 5070 Ti / RTX 50804K最高品質・配信の同時処理まで(目安)配信・動画編集も本気でやる

実測値が入っているのは〜22万円の行だけです。ここだけは僕が実機で回した数字で、残りは各GPUの性能差からの目安として読んでください。「実測が載っている階級のすぐ上か下か」で考えると、他の行も見当が付けやすくなります。

〜15万円:RTX 5060クラスのエントリー構成

予算15万円のRTX 5060エントリー構成とフルHDでの遊び方

「とりあえずPCでFF14を始めたい」「フルHDで気持ちよく動けば十分」という方はここから。この価格帯は事実上MDL(旧MDL.make)の独壇場で、他社が同じ構成を15万円以下に載せてくることはほとんどありません。

CPUGPUFF14での目安価格(税込)
MDLRyzen 5 5500RTX 3050フルHD標準品質で60fps級約122,800円(クーポン適用時)
MDLRyzen 5 5500RX 9060 XT 16GBフルHD最高品質で90fps前後約142,800円(クーポン適用時)
MDLRyzen 5 5500RTX 5060フルHD最高品質で100fps前後約146,800円(クーポン適用時)

3つのうち、FF14目的でいちばん素直なのはRTX 5060の14万6,800円です。RTX 5060はNVIDIAの2025年世代のエントリーGPUで、フルHD最高品質なら平均100fps以上が見込めます。逆にRTX 3050は2世代前の下位モデルなので、2万4,000円差ならここを削る理由はほぼありません。

ハウジングでMODを入れたり、テクスチャの重い他タイトルも遊ぶ予定があるなら、VRAM(グラフィックメモリ)16GBのRX 9060 XTという選び方もあります。FF14単体ならVRAMはそこまで食わない(実測でも最大5,432MB)ので、そこは遊び方しだいです。

あと数千円出せるなら、CPU(プロセッサー)がRyzen 7 5700Xに上がる下のモデルが候補になります。本体価格は154,800円(2026年9月時点)。8コア16スレッドあるので、ゲームしながらDiscordやブラウザを開きっぱなしにしても余裕があります。

1年保証サポート
MDL.Make Ryzen7 5700X × RTX 5060

MDL.Make Ryzen7 5700X × RTX 5060
154,800円
CPU Ryzen 7 5700X
GPU RTX 5060
メモリ・ストレージ カスタムOK
出荷目安 最短当日発送
1万円OFF サマーキャンペーン MDL.make公式サイト

※プロモーションを含みます

正直なところを添えておくと、Ryzen 7 5700Xは2022年に出たAM4世代のCPUです。最新のAM5世代と比べると将来的なCPU載せ替えの余地はほとんどありません。ただ、FF14の描画はGPU側の比重が大きいので、5700Xでも足を引っ張る場面はまず出てきません。「安く始めて、必要になったら本体ごと買い替える」と割り切れる方には、素直に良い選択肢だと思います。

この価格帯はモニター・キーボード・マウスが付きません。別で揃えると3〜5万円かかるので、「本体+周辺機器で総額いくらか」で見てください。FF14の場合、GPUを1段上げるより先にモニターのリフレッシュレートで体感が変わることもあります。

MDLは知名度でいうとドスパラやマウスコンピューターに一歩譲りますが、そのぶん同じスペックでも価格を抑えてきます。ブランドや購入後のサポート体制が気になる方は、MDLの口コミ・評判をまとめた記事にも目を通してから決めてください。

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〜22万円:RTX 5060 Tiクラスのスタンダード構成(いちばんおすすめ)

予算22万円のRTX 5060 Tiスタンダード構成が一番おすすめであることを示す図

白銀のワンダラーとその次の拡張まで面倒を見てほしい、という方にはこの価格帯がいちばん美味しいところです。そしてこの記事の実測データがそのまま当てはまるのも、ここ。想像ではなく数字で判断できる帯なので、迷っているなら素直におすすめします。

CPUGPUメモリ価格(税込)
MDLRyzen 7 5700XRTX 506016GB約154,800円(クーポン適用時)
MDLRyzen 7 5700XRX 9060 XT 16GB16GB約164,800円(クーポン適用時)
MDLRyzen 7 5700XRTX 5060 Ti16GB約168,800円(クーポン適用時)
サイコムRyzen 7 5700XRX 9060 8GB16GB DDR4約176,190円〜
STORMRyzen 7RTX 5060約179,800円〜(コスパモデル)
FRONTIERRyzen 7 5700XRTX 506032GB DDR4約199,800円

この帯で真っ先に見てほしいのが、太字にしたMDLのRTX 5060 Ti機(16万8,800円)です。理由は単純で、この記事で6パターン測った実機と同じGPUだから。フルHD最高品質143.2fps、WQHD 101.7fps、ウルトラワイド81.7fpsという数字が、そのまま購入後のイメージになります。買う前に数字を確かめられる構成は、そう多くありません。

実測値を読み替えるときの注意。測定機のCPUはRyzen 7 7700で、表のMDL機(Ryzen 7 5700X)より2世代新しいものです。FF14ベンチのスコアはGPUの比重が大きいので同じRTX 5060 Tiなら近い水準に収まりますが、人が大量に集まるエリアや討伐戦の混雑シーンではCPU差が出ます。CPUも現行世代にしたい方は、次の〜30万円の項を見てください。

もうひとつ挙げるならFRONTIERの19万9,800円。この表で唯一メモリが32GB標準です。メモリ高騰のさなかに32GBが乗ってくるのは効きます。MDLとの3万円差は、この16GBぶんと保証・サポート体制の差だと考えると納得できる金額です。配信や動画編集も少しやるなら、こちらを推します。

ちなみに、実測に使ったけんきコラボモデル Standard(Ryzen 7 7700+RTX 5060 Ti 8GB)は21万5,200円でした。数量限定の受注生産なので万人向けではありませんが、同じGPUでCPUを現行世代にすると21万円台という相場観は掴んでもらえると思います。削られている箇所まで含めてレビューにまとめました。

BTO選びの定番は、ドスパラ(GALLERIA)・マウスコンピューター(G-Tune)・FRONTIER・パソコン工房(LEVEL∞)あたり。FRONTIERはセールが常設、ドスパラは即納モデルが豊富、マウスは24時間サポートが手厚い、と各社に個性があります。「どこが一番いい」ではなく、自分が何を重視するかで選ぶのが失敗しないコツです。

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〜30万円:ウルトラワイド・144fps狙いのハイエンド構成

予算30万円でウルトラワイド144fpsを狙うハイエンド構成

3440×1440のウルトラワイドや、144fps以上の高リフレッシュレートでエオルゼアを歩きたい方は、この価格帯まで上げる価値があります。この帯からCPUが現行世代(Ryzen 9000 / Core Ultra)に切り替わるのも大きな違いです。

CPUGPUメモリ/SSD価格(税込)
サイコムCore Ultra 5 225FRTX 5060 8GB16GB / 1TB約226,840円〜
MDLRyzen 7 9700XRTX 5060 Ti16GB / ―約227,800円(クーポン適用時)
MDLRyzen 7 7800X3DRX 9060 XT 16GB16GB / ―約235,800円(クーポン適用時)
アークRyzen 7RX 9060 XT 16GB32GB / 2TB約249,800円
FRONTIERRyzen 7 5700XRX 9060 XT32GB DDR4 / 1TB約269,800円
MDLRyzen 7 7800X3DRTX 507016GB / ―約279,800円(クーポン適用時)

FF14を長く続ける前提でいちばん効くのはアークの24万9,800円だと思っています。RX 9060 XT 16GBに加えてメモリ32GB・SSD 2TBが標準。メモリ高騰でどの店も16GB・500GB〜1TBに削ってきている中で、ここだけ削られていません。FF14はパッチのたびにインストール容量が増えていくゲームなので、2TBの余裕は数年後に効いてきます。秋葉原の自作パーツ店が母体で、パーツ選定が堅いのも安心材料です。

「WQHDで144fpsに張り付かせたい」が目的なら、MDLのRTX 5070機(27万9,800円)まで上げてください。実測でRTX 5060 TiがWQHD最高品質101.7fps、画質を高品質に落としても105.8fpsだったので、144fpsを狙うにはGPUを1段上げるしかありません。CPUのRyzen 7 7800X3Dはゲーム向けに大容量キャッシュを積んだモデルなので、人の多いエリアでもフレームレートが落ちにくくなります。

逆に言うと、この帯で16GB・1TBのままのモデルを買うなら、浮いた予算をモニターに回したほうが満足度は上がります。PCとモニターはセットで予算を組む——これは何度でも言いたいところです。

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30万円〜:4K・配信も兼ねるならこの帯

ここから先は、FF14を遊ぶだけなら正直オーバースペックです。それでも需要があるのは、配信・録画・動画編集を同時にやる方と、デスクに置いたときの見た目にお金を払いたい方。FF14は長時間つけっぱなしにするゲームなので、静音性や排熱の質も満足度に直結します。

CPUGPU構成の特徴価格(税込)
STORMRyzen 7 7800X3DRX 9060 XT 16GB32GB / 650W・即納約319,800円
MDLRyzen 7 9800X3DRTX 5070配信者向けセット約342,800円(クーポン適用時)
サイコムRyzen 7 9700XRTX 507032GB / Gen5 SSD・静音約360,240円〜
STORMRyzen 7 9800X3DRTX 5070 Ti32GB / 850W Gold約379,800円
FRONTIERRyzen 7 9700XRTX 5070モニター・周辺機器フルセット約479,800円
STORMRyzen 7 9800X3DRTX 5080 16GB32GB / 1200W Gold約539,800円

ウルトラワイド144fpsまで一気に行きたいならSTORMのRTX 5070 Ti機(37万9,800円)。STORMの「幻界」「鏡界」シリーズはマザーボードの裏側にケーブルを回す背面コネクタ仕様で、ケース内に配線がほとんど見えません。ハウジングやフォトの撮影が好きな方なら、PC本体まで含めて絵になる構成は刺さると思います。

静かさを取るならサイコム。CPUクーラーにNoctua製ファンを標準採用していて、動作音の低さが売りです。同じ36万円でも、STORMは「映える」、サイコムは「静か」。選ぶ軸がまったく違います。

変わり種として面白いのがFRONTIERの47万9,800円のセットモデル。本体に200Hzのゲーミングモニターと、HyperXのキーボード・マウス・ヘッドセットが最初から付いてきます。同構成の本体単体が40万9,800円なので、周辺機器一式が実質7万円ぶん。モニターも一緒に買い替えるつもりなら、個別に揃えるより手間も費用も減らせます。

\ 配線の見えない「魅せるPC」を見る /STORMの幻界・鏡界シリーズを見る

迷ったら、この3台から選べば外しません

21構成も並べておいて何ですが、全部を比べる必要はありません。FF14目的なら、実際のところ次の3台で足ります。

  • とにかく安く始める → MDL Ryzen 5 5500 × RTX 5060(約14万6,800円)
    フルHD最高品質で100fps前後。最初の1台はここで十分です
  • いちばん失敗しない → MDL Ryzen 7 5700X × RTX 5060 Ti(約16万8,800円)
    この記事の実測値がそのまま当てはまる構成。フルHD 143.2fps/WQHD 101.7fps
  • 数年先まで削られたくない → アーク RX 9060 XT 16GB(約24万9,800円)
    メモリ32GB・SSD 2TB標準。2026年の相場では貴重な「削られていない1台」

フレンドに相談されたときも、だいたいこの3択で答えています。「安さ」「実測の裏付け」「削られていない構成」のどれを取るか、それだけの話なんですよね。ここから先の差は、正直モニターと椅子に使ったほうが効きます。

各社のセールとクーポンの中身は月ごとに入れ替わります。ここに載せた価格が今どうなっているかは、毎月更新している一覧のほうで確認してください。

ウルトラワイド・144fpsで遊びたい人へ:買い替えの判断基準

60fpsからウルトラワイド144fps環境へ買い替える判断基準の比較図

ここまで「3060 Tiでまだ戦える」と書いてきましたが、それは「フルHD〜WQHDで60〜100fps出れば満足」という前提での話です。もうひと段上の没入感を求めるなら、判断の物差しが変わります。

ウルトラワイド(3440×1440)に必要なライン

  • GPU:RTX 5060 Ti / RTX 4060 Tiクラスから射程に入ります(最高品質60fps安定の目安)
  • VRAM:8GBでもベンチ上は収まりましたが、MODや先々を考えるなら12GB以上が安心です
  • モニター:34インチWQHD・IPS・100Hz以上が定番。FF14公式推奨のウルトラワイドモニターもあり、選択肢は豊富です

この記事の前のバージョンでは、ここを「RTX 4070以上・VRAM 12GB以上」と書いていました。実測して、そのラインは1段下げられると分かりました。RTX 5060 Ti(VRAM 8GB)で3440×1440の最高品質を回して平均81.7fps。60fpsどころか80fpsを超えています。ウルトラワイドは思っていたより手が届く選択肢です。

ウルトラワイド3440×1440最高品質でスコア11505を記録したFF14ベンチのスコア表示

ただし「100Hz以上のウルトラワイドモニターを買って、そこに張り付かせたい」となると話は別です。最高品質81.7fpsということは、100fpsには届いていません。ウルトラワイド+100Hz以上をセットで狙うなら、RTX 5070クラスまで上げるのが素直です。該当するのは〜30万円の構成で挙げたMDLのRTX 5070機(約27万9,800円)あたりになります。

FF14は2019年からウルトラワイドに公式対応していて、UI(インターフェース)の最適化も進んでいます。視界の端まで背景が広がる感覚は、一度味わうとフルHDに戻りづらくなります。フレンドにもこれで沼に落ちた人が何人かいます。

144fpsを安定させるのに必要なライン

  • フルHDで144fps:RTX 5060 Tiクラスで足ります(実測で最高品質143.2fps)
  • WQHDで144fps:RTX 5070以上が必要。5060 Tiでは最高品質101.7fpsで届きません
  • CPU:FF14は意外とCPUを使います。Ryzen 7 7700クラス以上が安心(実測機がこの構成です)
  • モニター:144Hz / 165Hz対応のWQHDまたはフルHD

ここも実測でくっきり線が引けました。「フルHDで144fps」と「WQHDで144fps」では、必要なGPUが1段変わります。RTX 5060 TiはフルHD最高品質で143.2fpsなのでモニターにほぼ張り付きますが、WQHDだと最高品質101.7fps。画質を高品質に落としても105.8fpsまでしか伸びず、144には届きませんでした。

FF14ベンチ 2560×1440高品質でスコア14694・平均105.8fpsを記録した結果画面

つまりWQHD 144Hzモニターを先に買ってしまうと、GPUが追いつかず宝の持ち腐れになる可能性があります。モニターとPCはセットで予算を組んだほうがいいのは、こういうところです。

フルHD 144fpsで満足できるなら〜22万円の構成、WQHDでも144fpsに張り付かせたいなら〜30万円の構成。実測値から引ける線は、そのまま予算帯の線でもあります。

144fpsで遊ぶと、視点移動やカメラ操作の追いやすさが体感ではっきり変わります。忙しい場面でも目で拾える情報量が増えるので、詰めていく段階の攻略にも効いてきます。アクションゲームをやり込んできた方ほど、恩恵を感じやすいはずです。

モニターまで含めた予算感
ウルトラワイドWQHD、または144Hzモニター単体で6〜10万円が相場です。PC側に20万円、モニターに7万円。合計27万円くらいが「ヌルヌル没入FF14環境」のひとつの目安になります。

「買い時」はいつ?2027年1月発売までのベストタイミング

2027年1月の白銀のワンダラー発売までのゲーミングPCの買い時カレンダー

ゲーミングPC:2026年秋のセールが現実的

メモリ価格が高止まりしているので、「待てば下がる」は今回あまり期待できません。それより2026年秋のセールを拾うほうが現実的です。各社ともキャンペーンとクーポンの併用で数万円変わることがあるので、狙っているモデルがあるなら価格の動きだけ追っておくといいです。

1年保証サポート
MDL.Make Ryzen7 5700X × RTX 5060

MDL.Make Ryzen7 5700X × RTX 5060
154,800円
CPU Ryzen 7 5700X
GPU RTX 5060
メモリ・ストレージ カスタムOK
出荷目安 最短当日発送
1万円OFF サマーキャンペーン MDL.make公式サイト

※プロモーションを含みます

逆に避けたいのが発売直前です。2026年12月〜2027年1月はカスタム注文の納期が延びやすく、年末年始のまとまった休みに間に合わない可能性があります。せっかくの新拡張スタートダッシュを組み立て待ちで逃すのはもったいないので、動くなら早めがおすすめです。

PS5:在庫は安定。欲しくなったときでOK

PS5は2025年以降、品薄が解消されて在庫が安定しています。値下げや特典付きのキャンペーンも定期的にあるので、欲しくなったタイミングで買って問題ありません。ちなみにPS5 Proは、FF14だけが目的ならオーバースペックです。

Switch 2:FF14対応の2026年8月以降が動き時

Switch 2版FF14は2026年8月に対応予定とアナウンスされています。本体だけ先に確保しておくのもアリですが、FF14目当てなら対応開始の様子を見てから判断するほうが堅実です。対応に合わせてSwitch 2用の周辺機器も出てくるはずなので、そのあたりの情報も一緒に集めておくと選びやすくなります。

よくある質問

RTX 3060 Tiでも白銀のワンダラーは快適に動きますか?

フルHD〜WQHDなら十分快適です。僕自身が3060 Tiで遊んでいますが、最高画質でも90fps以上をキープできています。4K最高画質でヌルヌル動かしたい場合だけ、RTX 4070以上への買い替えを検討してください。

白銀のワンダラー用のベンチマークソフトはもう配布されていますか?

2026年9月時点ではまだ配布されていません。過去の拡張では発売の数か月前に公開されているので、白銀のワンダラー版も2026年後半に出てくると見ています。それまでは動作スペックが据え置きである以上、現行の「黄金のレガシー」ベンチのスコアがそのまま目安になります。この記事の実測値も黄金のレガシーベンチのものです。

RTX 5060 TiでFF14を144fpsで遊べますか?

解像度によって答えが変わります。フルHD(1920×1080)の最高品質で平均143.2fpsだったので、フルHDの144Hzモニターならほぼ張り付きます。一方WQHD(2560×1440)は最高品質101.7fps、高品質に落としても105.8fpsで、144fpsには届きませんでした。WQHDで144fpsを狙うならRTX 5070クラス以上が必要です。

ウルトラワイドモニターで遊ぶなら、どのGPUから射程に入りますか?

RTX 5060 Ti(VRAM 8GB)で3440×1440の最高品質を実測して平均81.7fpsでした。60Hz・75Hzのウルトラワイドモニターなら、このクラスから十分射程に入ります。100Hz以上のモデルに張り付かせたい場合はRTX 5070クラスまで上げてください。なお8GBのVRAMでも、ベンチ中の使用量は最大5,432MBに収まっていました。

メモリは16GBと32GB、2026年に買うならどっち?

FF14中心なら16GBで足ります。メモリ価格が高い今は無理に32GBを取りにいかず、落ち着いてから増設する手もアリです。配信や動画編集も兼ねるなら最初から32GBを。BTOで32GB標準のモデルが残っていれば、それは狙い目です。

PS4版からPC版に移行したら、キャラクターデータは引き継げますか?

同じスクウェア・エニックスアカウントでログインすれば、キャラクターデータはそのまま引き継がれます。ただしPC版とPS4版でサービスアカウントが分かれているため、移行時にプレイ権の追加購入が必要になるケースがあります。手続きの詳細はモグステーション(公式のアカウント管理ページ)で確認してください。

Switch 2版で高難度レイドまで遊べますか?

技術的には可能ですが、画質と操作性を考えるとメイン環境にはおすすめしません。Switch 2はサブ機・外出先用として使うのがいちばん活きます。零式などの高難度はPCかPS5、デイリー消化やサブジョブのレベリングはSwitch 2、という分け方が現実的です。

MDLのような新興BTOメーカーでも大丈夫?

スペックあたりの価格は魅力的ですが、大手と比べるとサポート窓口の規模や実店舗の有無で差があります。保証期間・修理時の送料負担・問い合わせ方法を先に確認しておけば、選択肢として十分アリです。詳しくはMDLの口コミ・評判をまとめた記事にまとめています。

RTX 5060とRTX 5060 Ti、FF14ならどっちを選ぶべき?

フルHDのモニターしか使わないならRTX 5060で足ります。WQHDやウルトラワイドを視野に入れているなら、2万円前後の差でRTX 5060 Tiにしておくと後悔しにくいです。実測でRTX 5060 TiはWQHD最高品質101.7fps、ウルトラワイド最高品質81.7fpsでした。MDLの場合、RTX 5060の15万4,800円とRTX 5060 Tiの16万8,800円が同じCPU(Ryzen 7 5700X)で並んでいるので、比較しやすいと思います(いずれも2026年9月時点のクーポン適用価格)。

記事に載っている価格は、買うときも同じですか?

同じとは限りません。掲載しているのは2026年9月時点の税込参考価格で、クーポンやキャンペーンの適用状況によって1〜3万円ぶれます。MDLの価格は全モデル対象のクーポンを適用した金額なので、条件が変われば表示価格も変わります。表の価格をタップすると販売ページに飛ぶようにしてあるので、最終的な金額はそちらで確認してください。セールの中身はゲーミングPCセール情報まとめで毎月更新しています。

FF14のためにSSDは何TB必要ですか?

FF14単体なら500GBでも入りますが、他のタイトルも入れるなら1TB以上をおすすめします。拡張のたびにインストール容量は増えていきますし、録画もするなら1TBでもすぐ埋まります。2026年はメモリと同じくSSDも削られやすい箇所で、20万円台でも500GB〜1TBのモデルが増えました。〜30万円の構成で挙げたアークのモデル(約24万9,800円)はメモリ32GB・SSD 2TBが標準なので、この帯では珍しく削られていない構成です。

自作PCとBTO、初心者はどっちがいい?

最初の1台なら、保証とサポートが付くBTOが安心です。自作は楽しいのですが、メモリ高騰やパーツの相性といったリスクを全部自分で背負うことになります。BTOなら相性問題は基本ゼロで、初期不良もメーカー対応。慣れてきてから自作に進む道もあります。

まとめ:自分の遊び方に合った1台を選ぼう

遊び方別(FPS・MMO・創作・初心者)に合うゲーミングPCを選ぶまとめ図

白銀のワンダラーに向けたハード選びの結論

  • 動作スペックは黄金のレガシーから据え置き。RTX 20シリーズ以上+16GB+SSDならそのまま戦えます
  • 実測(RTX 5060 Ti)ではフルHD最高品質143.2fps/WQHD 101.7fps/ウルトラワイド81.7fps。この階級のGPUなら解像度の心配は不要
  • メモリ高騰で2026年は16GB標準・GPU重視が新しい常識。実測機も16GBのまま全パターン完走しました
  • ウルトラワイドはRTX 5060 Tiクラスから射程。ただしWQHD 144fpsを狙うならRTX 5070クラスが必要です
  • 買い替えるなら、実測値がそのまま当てはまる16万8,800円のRTX 5060 Ti機が第一候補。長く使うならメモリ32GB・SSD 2TB標準の24万9,800円まで
  • PS4のままの方は2027〜2028年を目安にPC/PS5への移行を計画
  • Switch 2はサブ機運用で真価を発揮。メイン環境とは別に持つ価値あり

2027年1月の発売まで、時間はまだあります。今のPCがどこまで戦えるかを確かめつつ、メモリ相場とBTOのセールを眺めながら、自分の遊び方に合う1台を選んでいきましょう。FF14は何年も一緒に過ごすゲームです。少し先まで見て選んだほうが、結果的に安く付きます。

\ 12万円台〜53万円台の21構成 /予算別のおすすめ構成をもう一度見る

今回RTX 5060 Ti機を借りて全解像度を測ってみて、正直「思っていたより下のクラスで足りるな」と感じました。僕自身は当面3060 Tiのまま白銀のワンダラーを迎え撃つ予定です。次に組むのはメモリ価格が落ち着いてから。そのときは32GB+RTX 5070クラスで、一気にウルトラワイド144fps環境まで行くつもりでいます。お互い、納得できるタイミングで選びましょう。

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